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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 市長の演説力・ふじみ野に学ぶこと(2019年01月31日)
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ふじみ野市長の演説力には定評がある。演説力イコール政治家力だ。気づいていない政治家が多い。政治家の言葉は武器であり、その人の質だ。統一選まであと2ヶ月。各所で政治家らしき人達の話を耳にすることが多くなったが、ほとんどが人を魅き付けない。A・B・Cとあったら、BからCが多い。 先日、ふじみ野市の新春の集いがあった。国会議員をはじめ来賓のあいさつがあったが、市…
- 国会議員 村井ひでき氏の将来性(2019年01月21日)
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国会議員村井ひでき氏の国会報告を毎回欠かさず観ている。「村井ひでき通信」だ。いままでこれだけまめに、これだけ内容の優れた通信は観たことがない。第27号に面白い記事をみつけた。「主なメディア掲載」という欄。週刊現代が「将来、総理になれる人、なれない人、ランキング」を掲載した中で村井氏の評価は抜群だった。全国会議員706人を政策力・行動力・人間力の3つの観点で評…
- 選挙イヤー!(2019年01月07日)
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今年は選挙イヤーだという。もしかしたら衆参同時選挙もという声もある。しかし小生にとっては選挙イヤーはイヤーダにつながる。適当な候補者がいないからだ。選挙民さえ賢ければイヤな議員は誕生しないはずだが、候補者のほうがずる賢いのだ。わざとらしい笑顔、腰の曲げ方、甘い公約、等々。こうやってかなりの有権者が議員や首長に裏切られていくのだ。県でも文化都市といわれていると…
- サル山と政治山(2018年12月22日)
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どんな集団にもボスの存在があり、ボスあっての集団の形成が成り立つのだ。しかし、何でこの者がボスなのかと首をひねりたくなることが多々ある。自民党の岸田さんもそのうちの一人かもしれない。集団の構成員からの尊敬心が不足しているのもその一因かもしれない。集団はよくサル山に例えられる。一方、親分二階さん。さしずめ出来、不出来の国会議員を心酔させてひっぱっていく姿は強面…
- 政治家と潔さ(2018年12月08日)
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今から20年前ぐらいの話だが、福岡友次郎という県会議員がいた。学歴はなかったが独学の猛者だった。知識の豊富さでは右にでるものがいなかった。知識が知識で終らなかった。知識が見識となって胆識と胆力となった。昔流にいうと壮士然としていた。風貌に凄味と人間臭い味があった。会議は沈黙を保ち、時に発する言葉は重みがあって皆、耳を傾けた。市議会も三期務めたが四期はやらずサ…
- 大臣の資質を問うまえに(2018年11月16日)
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国会では大臣の資質が問われているが何も答弁がまともなら大臣合格とは必ずしも言えない。条件の一つであることは間違いないが。一番大切なことは官僚にはできないことを思い切ってやりぬく能力と度胸、そして官僚を上手に使いこなす才である筈だ。だから官僚と同じ能力は必要ない筈だ。しかしこのためには官僚から尊敬される人物でなければならない。桜田さんの姿からはどうも官僚からは…
- 書類送検の県会議員(2018年10月15日)
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県議選が来年の4月7日と決まった。さいたま市で不祥事を起こしたとされて書類送検された県会議員はかなり開き直って近所や後援会の内部からも批判を受けている。4年前、一生懸命票集めをしたある女性は怒りまくって会う人ごとに「事が事だけに許せない!恥を知ってほしい!」と嘆いている。 本来、人から尊敬されるべき選良たる議員をしっかりと注視するのも有権者の義務だ。選挙こ…
- はじまっている県議前哨戦の問題(2018年09月17日)
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各地で来年春の県議選の前哨戦がはじまっている。問題はどんな人物を県議会へ送り出したらよいのかということだ。この3年半、選ばれた県議達の不祥事をみていると、とにかく普通では考えられないことばかりだ。つい先日も、経験不足というか未熟な県議の愚行があった。県職員を何時間も拘束して、問い詰め続けたのだ。よくあることだが、県議会議員が自分の部下のように扱うシーンだ。時…
- 選挙がやってくる(2018年08月24日)
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あと半年もすると統一地方選。もしかすると天皇が退位するので一カ月~2カ月は早まる可能性が高い。候補者達は必至だ。まして古い現役があぐらをかいているところは早くも新人が名乗りをあげていて現役は酷暑以上のきびしい汗をかいている。ところで一般の人達の候補者に期待するのは、約束を守ることが第一だ。嫌われるのはおじぎや愛想はいいが、調子だけで何もしない輩だ。さいたま市…
- 地方の帝王 ⑥ 悪女の手先になった市長(2018年08月05日)
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D市の市長はあまりにも長い政権のあとになったばかりだったから市民は新鮮な印象をもって迎えた。この市長は高校を出てすぐに役所に入った。税務課を皮切りに福祉、農林、とどちらかというと地味なコースをコツコツと歩んだ。しかし40歳を過ぎた頃から、彼の真面目で実直な性格を上司に高くかわれ、財政、人事、企画と進み秘書課長になった。そこで彼は市長の職務の味を知った。そこか…