コラム …埼玉の余話
上田知事が怒りをむきだしにした。知事は自民党と争っても怒りをむきだしにしたことはなかった。サラリと矛先を変えて、いつも余裕たっぷりだった。「知事は百戦錬磨の将だけあって流石だ」という声をいろいろなところで聞いた。しかし、今回はよほど面白くなかったのかいつもと違った。行田女史のブログー知事選への挑戦状が癇に障ったようだ。要するに行田女史は県政をわかっているのか、また貴女は政治家の経倫をもっているのかという趣旨の返す刀だった。
冷静に考えるとこの御二人は合い性が悪いようだ。両人とも表現がとがっていた。知事は知事としての矜恃を強く持っていて、その心の庭園に踏み込まれると一挙に庭園が荒れるのだろう。いまのところ自民党も黙っている。知事も出馬表明も出していない。行田女史がいきなり立ち上がって刀を抜いただけだ。度胸はたいしたもんだという声も聞こえてくる。しかし、どうなるか?前回も上田知事はトリプルスコアで自民の推す候補に圧勝した。その余裕が丁と出るか半と出るか?五月の青い嵐が真夏の台風となるか、人生、先のことは誰もわからない。
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