トップページ ≫ 文芸広場
文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
-
- 慈雨(2024年03月11日)
-
今日は朝から雨です 南の方から桜の開花が始まっています 「いい雨だね」 山川草木 道端の草までも囁き合っています こんな雨の日も世界の何処かで戦争しています 日本の何処かで様々な人の集いが争っています 夜が明けると個人々も戦争を開始します AさんとBさんは話せば必ず火花を散らします Cさんの病気は長引きそう Dさんにはその種の話は通じません…
-
- 冬の花(2024年02月28日)
-
冬なのに 赤い花が咲いている 蝶も蜂も来ないのに 白い花が咲いている 小さな事にも笑顔を浮かべる人がいる 曇りの日にも葉の茂みの間から 木は沢山花をつけ 過ぎる人に何か話しかけている 心配しないでね 病気はきっと治るよ 遅刻してくる幸せもあるよ 冬になって咲く花もあるんだよ 大丈夫だよ そのうちいいことがあるよ 私が見…
-
- 消えた鬼たち(2024年02月18日)
-
今まであったものが急に無くなると 驚愕し 泣き喚くこともある だが日々少しずつ無くなるものは 無くなった事すら気つかない 何時から子供から大人になったのか 何時から老人になったのか 忘れられた昔の祭りがあります 二月十日の初午は春の到来を告げる祭りでした 今は記憶の中だけから聞こえる太鼓 さなぶり(早苗饗)は田の神を送る宴で 田植えに携わ…
-
- 日々好日(2024年02月01日)
-
一日が終り寝る時だけが幸せ は寂しい 朝はいい 昼もいい 日暮れもいい 夜は夢の中 曇りもいい 屋外作業支障なし 雨もいい 本を読み返し故人の声を聞く お天気はただそれだけで嬉しい 野原で花がみな喜んでいる 善いお芝居は何度も繰り返される 登場人物にはイイ者とワル者がいる イイ者はなりたい見本 この世の役割がワル者やオロカ者の家族は気の毒 …
-
- 多次元世界(パラレルワールド)(2024年01月18日)
-
地に住むもの 水に住むもの 住む世界が違えば異なる世界観が生まれます 不思議なのは人間です 同じ形をして 同じ地域にいても 百人に百の世界があります 運動会の紅組と白組には善悪はありませんが 人が対立する場合はどちらかが愚かで悪です 情報は少なすぎても多すぎても混乱します 百人の大声より一人の呟きが正しい場合があります 二つだけの目では見え…
-
- 好相行(2024年01月06日)
-
昔は多くの人が神仏や呪術等を信じていた 日月星山川草木鳥獣自然の全てに神意を感じていた どの民族にもシャーマンがいてときおり神意を告げた それは一万年以上に及ぶ人類史であった 今や全ての自然現象は科学で解明され神は消えた 比叡山には今も「千日回峰行」という荒行があります 「好相行」と言うこと更に凄いまじい修業があります 「千日回峰行」は千日とい…
-
- 会話(2023年12月20日)
-
白か黒かと言われても困るのです 赤があり青があり黄色があるのです では青かと言われても困るのです いつの間にか色は変わってしまうのです 夕日に赤い柿の実 昨日は黄色でその前は青でした 在るのか 無いのかそう言われても困るのです 例えば尻尾は大事なものです ライオンにもネズミにも尻尾があります 人類史の何百倍も生きた恐竜の全てに尻尾がありまし…
-
- 幸せ数へ唄(2023年12月07日)
-
一日が終る やれやれ…という日がある 寝る前に今日良かったことを数える 良いことが一つも無かったら鳥のように 羽の中に頭を隠して寝る 良いことは少ないのですぐ指は折れる 3つ以上は小吉 5つ以上は中吉 7つ以上は大吉 本日の幸せ見つけ 1つ 今月はどこも痛くなかった(我慢できないほど) 2つ 食べ物が美味しかった 3つ いいお天気…
-
- 取材(2023年11月06日)
-
新年を迎えマスメディアの記者達が 芸能、スポーツ、各界著名人へマイクを向けた 「今年の抱負は」 「ファンの皆様に一言」 私は年明けの散歩道で野鳥にマイクを向けた 「アッチからコッチに飛んできた理由は?」 足下の野原にマイクを向けた 「何故こんな季節に小さな花を咲かせているんですか!」 地に落ちた一円玉サイズの赤い冬の花の名は「イモカタビラ…
-
- 古木の桜 賛歌(2023年10月25日)
-
枚の落ち葉の美しさに立ち止まり拾い上げた 見上げると桜の古木は鮮やかな衣装を身にまとい 午後の日射しに映えていた そこだけ時間が止まっていた こんなにも美しい晩年があるだろうか 旅支度を終えた枯れ葉は舞いながら落ちる 地に落ちた葉は幼児に帰り風を待つ 枯れ葉は子供達がいなくなった校庭を走りまわる 春 桜は短い間花ばかりとなり 人々を公園や山…
新着ニュース
- 根深い自民党への不信感(2024年03月18日)
- 第35回企画展「鴻沼」(2024年03月10日)
- お腹の脂肪に98000円(2024年03月14日)
- 地に落ちた自民党は大丈夫か(2024年03月19日)
特別企画PR