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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 中村喜四郎代議士(無所属・14期)から目が離せない(2020年01月18日)
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中村喜四郎氏は政界に於ける特異な存在として有名だ。何しろ14期連続当選。しかもどの政党にも属さない。無所属なのだ。もっとすごいのは、かつては田中派にいて、建設大臣、科学技術庁長官を務めた。そして汚職事件をおこし、有罪。壁の中の住人も経験済み。それにもかかわらず一回も落選せず、14期も務めあげているのだ。小沢一郎氏が野党連合のキーマンとみられているが、実際には…
- やはり謙虚さが一番(2019年12月21日)
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自民党は一番人気がある。それは野党のおかげだ。誰も野党には期待はしない。野党の言動を信頼できないのだ。「どうせ彼等にはできっこない」が相場になっている。立憲も国民もそうだ。結婚できそうにない。力がない上に謙虚さが不足している。「俺たちはまだまだ未熟な政党だ」という想いがなさすぎる。「まともな政治をやっていく!」と枝野さんは叫ぶ。何をもってまともなのか。自民党…
- チャンピオンは抱き合え。知事と自民党(2019年12月03日)
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世論調査は時代を映している。こんな都々逸をきいたことがある。 「主は気まぐれ わたしは気まま 世論調査はありのまま」 その通りの気がする。男と女。そして世論調査。自民党内閣は5%下落。桜を見る会が響いたのだろう。一方、野党は相変わらず低迷だ。情けない。さらに安倍内閣の中でも安倍総理の人柄が信じられないが4割にも達しているのは最近合点がいくようになった。世…
- 凡人市長は4選5選は絶対やめるべき(2019年11月12日)
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茨城の土浦市長選。徳島の阿南市長選。いずれも新人が現役を破った。多選批判だった。しかし何をもって多選というのか。通常3選から4選を言うらしいが、しかし埼玉県知事は4選目も圧勝した。上田氏は昔、4回も国会選挙に破れた。そして5回目に勝利。3回衆議院をやって県知事選に勝つ。そして4回圧勝。上田氏は常人ではない。苦労をバネにして勉強した。学問も人間学も。人目に多選…
- 物くばり大臣のお粗末末路(2019年10月27日)
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菅原一秀氏が大臣を辞めた。連日のメディアの大砲に耐えきれなかったということはこの人の政治活動があきらかに公選法違反だったと推測せざるを得ない。菅原氏といえば、さいたま市出身のサムと親しかったことは有名だ。選挙運動にもかなり利用してたようだ。それはそれで、埼玉とゆかりの深い人といえよう。この菅原氏と飲んだことがあるが、気になって仕方なかったことがあった。目がい…
- 議員達は勉強すべし(2019年10月06日)
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県会にしろ市会にしろ議員の一般質問を聴いていると首をかしげたくなる質問がある。執行部は「それは間違いですよ」と間違っても言えないから「研究します」「検討します」とやわらかくかえす。例えば水処理についても、今の県営水道の処理が100点とは言えない。時代は微生物を求めていて、これが高度なのだが、そこまで質問者は深く勉強していない。今から半世紀前までは下水道に関し…
- 行田女史はどうするのか(2019年09月21日)
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知事選に出馬しようといちはやく準備を進めてきた行田邦子女史。ポスターも張り、選挙カーもつくり、宣言もし、まさにスタートする直前、突然の不出馬。あまり例のないことだ。さらに自民党が推す、青島健太氏を支持するとまで言いきった。これには行田支持者だけでなく、一般有権者も目を白黒させた。「体調不良というのはおかしい。これにはかなり深い裏がある」という憶測がまことしや…
- 渋沢栄一の「論語と算盤」が教えるもの(2019年09月11日)
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深谷が生んだ偉人、渋沢栄一翁が一万円札の肖像になるということで、今、深谷は凄い。埼玉の本屋でも渋沢翁の本が一番売れているという。「遅すぎる!」と深谷の市長は言いきる。確かに日本の資本主義を作った男—渋沢翁は日本史の中でもトップクラスの存在なのだが地味な存在だった。しかし、この偉人を調べれば調べるほど偉大なのだ。この偉人の偉大さは多くの会社や銀行、学校をつくっ…
- 離婚・再婚の政党劇(2019年08月23日)
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立憲民主党と国民民主党が同じ会派を組むことになったそうだ。結婚を前提とした交際をはじめようと言う訳なのだろう。自由民主党を除いたなんとか民主党はみな同じ仲間であり夫婦だった。だから又、同じサヤに戻っても新鮮味は全くない。それよりも失礼ながらウンザリ感のほうが深い。政党はもっと重いものだし、政党あってのそれこそ民主政治は言うまでもない。だからが新撰組が出てきた…
- 青島氏、大野氏の人物抄(2019年08月15日)
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知事選挙戦もあと10日。有力候補の二人。青島氏、大野氏の二人の出身校は同じ慶応大学。二人とも文武両道の人のようだ。この二人の特徴は、例えば青島氏が騎馬民族型。思い切った発想で思い切った決断をするタイプで、大野氏はしっかりと実務を積み上げていく農耕民族型か。だから上田氏の政策を真面目に遂行していくタイプのようだ。大野氏は盛んに政策を訴える。青島氏は大野氏のよう…