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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- このままでは野党の未来はありえない(2021年02月11日)
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浪人をしている野党の中堅幹部が某所にあいさつに来た。挨拶もろくにせず、一枚の紙きれを置いて姿を消した。これが六期も務めた前衆議院の態度かと思うと野党そのものの未来は暗いと感じる。与党にこれだけのマイナス材料がそろっているのに支持率もいっこうに上がらない。失礼ながら国民は民主党アレルギーを免疫として持ってしまっていることに気づかない限りジリ貧になるだろう。健全…
- 田原総一朗氏と片山さつき女史と村井英樹氏(2021年01月26日)
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片山さつき女史がひときわ目立つ。深夜から朝までのテレビ討論だ。朝まで生テレビは田原総一朗氏の司会。一流の司会者に一流の論客達だからおもしろい。中でもさいたま市立高砂小出身の片山氏、さいたま市立浦和別所沼小出身の村井氏は特に目立って、ひときわ冴えているのが気持ちいい。片山氏も村井氏もそろって東大卒だが、嫌味が無いのがいい。学歴でいえば、司会者の田原氏は、滋賀県…
- 期待されない緊急事態宣言(2021年01月09日)
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緊急事態宣言がだされたらしい。何か白々しい。いままで政治は何をやっていたのか。後手又、後手の政治。一都三県の知事も知事だ。小池氏も黒岩氏も身体を張っていない。まさに、ニュースキャスターそのものだ。辛坊氏が黒岩氏に「大変だ、大変だと言っているが、神奈川県のコロナ専門病院はいくつあって、コロナを受け入れる病院がいくつあるのかを知っていますか」と尋ねると、急に口を…
- 三人の小松さん(2020年12月14日)
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先日、コメディアンの小松政夫さんが亡くなった。昔から私はファンだった。コメディアン独特のユーモアとペーソス。8対2でうまく演技に醸し出していた。そもそも人を笑わせる人は、必ず形容しがたいペーソスを持っているものだ。人間の哀れさというものを、小松さんは笑いの裏にいつも滲みだしていた。笑わせる能力のある人は、決して笑われる人ではないのだ。 そんなことを考えてい…
- 参議院議員上田前埼玉県知事の存在力(2020年11月27日)
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上田前埼玉県知事が参議院予算委員会の質問に立った。上田氏の登壇はおよそ17年ぶりぐらいになる。知事になる前の衆議院議員の時以来だ。当時から上田氏の質問は際立っていた。勉強の量と調査能力、そして弁舌力に政府側は緊張の度合いを強めていた。さらに、知事となって、行政を知り尽くした。したがって今回の質は、まさに王者の風格があって他の質問者との力の差を如実に示した。政…
- 法政大学が熱い(2020年11月09日)
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菅総理大臣が叩かれている。「俺は叩き上げだから叩かれても平気だ」と菅さんはうそぶいた。しかし、この叩き上げはただの叩き上げではない。秋田から上京して法政大学を卒業し、横浜市議を経て、国会議員になった。麻生さんや安倍さんのようなエリートではないだけだ。それはさておき、今、法政大学が熱い。法政出身の国会議員、そして前埼玉県知事、埼玉出身の北海道知事、県会議員、さ…
- 特別秘書の死(2020年10月25日)
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前特別秘書が亡くなっていた。人知れず自らの命を絶ったのだ。使命感の強い男だった。市議4期務め、議長もやり、県の連合、PTA会長もやった。人懐っこい笑顔で誰とでも平らに付き合った。それでいて他の人間関係を鋭く見抜いていた。情報収集能力もたけていた。時に非情だ。時に慈しみの心で人と接していた姿は勉強になった。色々なことが囁かれたが、この男のことを詮索するのはしの…
- 4選をむかえる市長に捧げる言葉(2020年10月01日)
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本年、そして来年4選をむかえる首長が数名いる。特にさいたま市の場合、現役の挑戦者とみられる現職市議の動きが今ひとつ見えてこない。挑戦するのだったらそれなりの理由があるのだろうから堂々と挑めばよい。まして、市議会の場で同志とみられる他者が明確に氏名まで出して発言しているのだからなおさらだ。どうも後味の悪い政治劇だ。アドバルーンをあげるにしても雲に隠れたアドバル…
- 菅候補の事務総長 山口泰明氏の生き方(2020年09月14日)
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10区を本拠地とする実力代議士山口泰明氏の生き方は勉強になると関係者は口を揃えて言う。充分大臣になる資格は整っているのに浮かれない、固辞する。そして地味だが党務の要の役職にしっかりついて大臣をつくる方に回っている。今回も菅総裁候補の事務総長として汗をかく。菅さんは泰明氏の子息の仲人を務めた。安倍さん、麻生さんからの信頼も政界きってのものだ。若い代議士も育てて…
- こうだ邦子さんからの手紙(2020年08月26日)
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毎年、終戦の日が来ると「硫黄島からの手紙」という映画を観ては戦争の悲劇と愚かさを思っては沈んだ気持ちになる。先日、ある飲み屋で酔客が怒りをぶちまけていた。こうだ邦子さんの元支援者だった人のように見受けられた。「冗談じゃない!こうだからいきなり手紙がきて、政治をやっていきたい。ついては会費を払ってもらいたい。なんて、言うんだよ。硫黄島は悲劇だけど、この手紙は人…
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