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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 山口泰明さんという代議士(2017年06月12日)
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本当はたいめいではなくやすあきと言うんだそうだ。しかし、完全にたいめいさんなのだ。 埼玉選出の代議士でたいめいさんといえば知らない人はまずいないほどの顔の広さなのだ。顔の広さ?このくらいあいまいな言葉はあるまい。 広さはその人の実力を表さない。人脈の広さと深さは二つそろってはじめて実力者の資格を得るのだ。たいめいさんは、まさしく人脈の広さと深さの実力者と…
- 都民ファーストと市民ファースト(2017年05月19日)
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都民ファーストの小池さんも少し色あせてきたようだ。行政が進まないからだ。それに対して、雰囲気的には自民党に勢いが少しついてきたようだ。 要は、ポーズやかけ声では政治はできないし、やがて、そのメッキがはがれてしまう。 そもそも都民ファーストの意味がわからない。自民党が都政をしきってきたといっても、それは、都民を忘れたり、置き去りにしてきたのではない。強いリ…
- 現役はいつも危機(2017年04月28日)
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吉見町の町長選は11票差で現役が負けた。しかも当選が絶対視されていた。名門で、学歴もあり、経歴も輝いていた。しかも対抗馬はすべて現役とは真逆だったといっていい。それなのに何故か。 戦略の失敗と油断が勝敗の決め手となるのは多々ある。さらに、勝とうとするなみなみならぬ意欲、一生懸命さが、有権者の心を動かすのが選挙だ。 選挙に限らず、油断と現役であるが故…
- 政治家の見識と胆識(2017年03月21日)
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政治の劣化は述べるまでもないが、地方議会のお粗末さは目を覆うばかりだ。 例の百条委員会。一体何がでてきたというのか。はじめからわかっていたとはいえ、この百条委員会は都議選へのパフォーマンスいがいの何ものでもない。委員の勉強不足、質問力の無さにはあいた口がふさがらなかった。人間の頭脳の優劣は質問能力に表れることが多いといわれるが、大いにうなずける。そんな中で…
- 埼玉自民党の無責任度(2017年03月03日)
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地方自治や地方政治は民主主義の学校といわれる。例えば、東京都政と埼玉県政をみていると勉強になる。小池さんが知事になって、いままで大手を振っていた自民党がボロボロになっている。そして、ドンも区長選の責任をとって辞任の意向を示した。あくまでこれはパフォーマンスだという見方もあるが、責任をとるということは政治家の大事な要件だ。都知事選で負けた時も、幹事長を辞した。…
- 現職よ、驕るなかれ!(2017年02月22日)
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余話としては少しきつくなるが、今年の選挙戦、特に市長選だ。 もう4年も前になるが、時期を同じくして現職の2人が大敗した。マスコミもの他のメディアも、勿論一般市民も現職有利を疑ってなかった。とにかく議会をはじめとして、各種団体もそろって翼賛団体となっていた。選挙に組織があることは大きな条件だが、小池さんの例でもわかるように、ひとたび、風が吹きはじめると、組織…
- その後のソープランド先生(2017年01月27日)
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弊社既報のソープランド代議士は、全県中にその名を知られてしまって、本人は有名税だとひらきなおっているらしいとも聞く。 落語家が芸の道で一流になるには、やはりその道を知りつくさなければダメだというのが定説だが、円楽師匠は、油断して世論の批判をうけたが、そこは芸人。笑いのネタにしてうまく逃げた。では政治家は?やはり、世の様々のことを知らなければ味に欠けた人間に…
- 都政の闇か、さいたまの闇か(2017年01月18日)
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小池マジックで都政が一番の感心事になっている。“都政の闇”の深さと闇退治に腕をふるっている小池さんに、いまのところ都民も都民以外も好意的だ。しかし、埼玉県やさいたま市の闇の方が深く暗いんだそうだ。だそうだと述べるには理由がある。はっきりとした証拠がつかみきれないからだ。知事も市長も手をやいていることだけは事実だ。いわゆる、外側からみる限りいじめの極みをいって…
- 時代の飢餓(2016年11月11日)
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物事の結果にはさまざまの要因が考えられる。例えばトランプ氏の勝利もそうだ。マスコミはいろいろ言及しているが、選挙はというよりヒット商品にも言えることで、「時代の飢餓」に命中するか否かが決め手になる。 さいたま市長選も埼玉県知事選もそうだ。権力政党自民党があまりにも強くなると、強過ぎることに逆反射して判官びいきが喚起され、同時に強い飢餓感に変わっていく。深い…
- 本物の議員の実のあるパーティ(2016年10月31日)
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なんともなごやかで、なんとも実のある叙勲のパーティが川越で行われた。 Fさんは81才。市議五期。うち議長二回。Fさんは自民党のコチコチで、二十年間どんな時でも自民党を貫いた。 そのことよりも、地方議員の鏡だった。本来技術畑のスペシャリストだったが、市役所に就職し、行政のプロとなった。経済畑、福祉畑の部長もこなし、定年も迎えたが、人柄の良さと、政治感覚の鋭…