社会
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先月末、FM NACK5の人気番組『服部幸應 WELL TASTE』を興味深く聴いていた。味噌汁とその塩分について、実にユニークで興味深いお話があり、是非もっと続きを聞きたいと思っていた。
またこの日は、季節的にも秋バラの話題となり、服部先生は数あるバラの中でも特に、「真紅のバラ」がお好きだと知り納得したばかりだった。哀しいことに、このラジオ番組の放送から数日後、先生は帰らぬ人となってしまった。
進みゆく地球温暖化。美しき日本の四季が失われゆくことには何とも耐え難いものがある、というのが正直な気持ちである。しかしこんな時代だからこそ、ミスター食育・服部幸應先生の指導が身にしみる。
料理はもともとは面倒なもの。面倒でも手間をかけて、季節の日本食を作り味わってみよう。いつか誰かに作ってもらった味を本気で目指せば、手間も惜しくはない。丁寧に作られた日本食を口にすることにより、五感がしみじみと揺さぶられる。この国の四季、人々の営み、土地ごとに吹く風に触れることが出来るのだ。それはきっと、未来へのヒントとなってくるだろう。
食育は、人と人とのコミュニケーションだけでなく、人と地球とのコミュニケーションも活性化させてくれる。地球を憂うならば、食を尊び世を少しずつ照らしてゆこう。
キンモクセイの香りのすき間から、バラの香りも漂う秋。服部幸應先生に真紅のバラを捧げます。ありがとうございました。合掌。
葉桜こい
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