社会
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北海道が40度超え、沖縄が一番涼しいというこの異常気象は、自然現象ではなく、人の手による自然破壊なのではないかと私は思っている。年々夏が繰り上がり、梅雨も春も秋もなくなって来ているのは気のせいではない。
山林を切り崩し、メガソーラーパネルを張り巡らす悲しい景色があちこちで撮影されネット上で公開されている。実際車で秩父や群馬、山梨長野ここ数年出かける度に、ソーラーパネルが目に付く。特に平地は農業をやめてしまった土地に置いている光景が多くあった。
屋根などのデッドスペースにパネルを設置し、使う分だけ電気をつくるのであれば理解できるが、雨風気温をコントロールする森林を切り崩してまで広大なパネルスペースをつくることは理解ができない。しかも電気代は値上がるいっぽうだし、森の熊やシカが町に降りてくる頻度が増えたのも、それが原因のひとつだと考えられる。ソーラーパネルの表面温度は80度。火災も起きているし、太陽を反射して気温を上げ続ける。
そもそもパネルが蓋になって、木々や土が水蒸気を作り雲になり、雨を降らせ、気温を調整するという小学校で習う循環が出来なくなる。40度越えだらけの夏がきてしまうわけだ。
初めは再生可能エネルギー、脱炭素と、どんどん増えていったのだろう。しかし、自然の循環を壊してしまうほどしてはならない。また、減反政策や世継ぎの問題。土地を買い上げる業者。農業をやめてしまった地主が設置して電気を売ることを選ぶのも想像できる。農水省、環境省、国を守るべき政治が連携をとって慎重なルール作りをすべきだ。
中国企業の製品は安価らしく、どんどん増えているという。利権が絡んでいるならなおさら大問題だ。人間のエゴが人間を滅ぼすのは戦争だけの話ではない。釧路市は市民の要望書によって「ノーモアメガソーラー宣言」を発表した。1980年に釧路市が一番最初にラムサール条約に加入しました。私たちはいろいろな生き物と共存して暮らす生態系の一つである。そこを忘れてはならない。
名月かりん
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