トップページ ≫ 社会 ≫ ニュースは全国にひろがる 川越市議セクハラ問題
社会
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市議会開会中に被害にあった30代女性が、14日金曜日に記者会見を開き、川越市議会議員新井喜一氏(68)(当選8回 議長経験者)に対して謝罪を求め、市長、市議会に市議の厳重処分、専用相談窓口設置など再発防止の申し入れ書を提出したことを報告した。セクハラ・パワハラが世間を騒がしているが、またか?地方議員の不祥事という感だ。
4月に市議会事務局に異動した女性職員。新井議員から飲酒の強要、酒席で太ももを撫ぜられ、ショックのあまり2日間欠勤。上司に相談するも新井議員からのセクハラ・パワハラは終わらない。再三にわたって飲食に誘われ、酒席では「おっぱい大きい」「沖縄(視察)に一緒に行こう」と言い放たれたという。8月に結婚したあとは「男に抱かれるっていいだろう」とも。女性職員の言い分を聞く限り、品性下劣すぎる新井議員の言動、行動だ。女性職員は新井議員が古参議員であり議長は二回経験、川越市議会のボス的存在でもあり、逆らったら今後の役所人生、どんな仕打ちが待っているかなど相当悩んだとも。
新井議員は14日体調不良を理由に市議会を退席した。そういえば6月議会で問責決議を可決された関口勇議員もすぐに病気を理由に議会を欠席した。関口議員、今ではお元気そうだが、不祥事が起きて本人は病欠、そしてほとぼりが冷めるのを待つ、といったことを赦してしまう風潮、有権者をなめてはいまいか?
新井議員は「事実はない」などと書面で反論。
しかし、どうだろう、公人は「瓜田に履を納れず李下に冠を正さず」だろう。新井喜一議員は幼稚園を経営する幼児教育者でもあるのだ。保護者はこういう疑いをもたれる経営者のもとに、大事なわが子を託したくはないだろう。
女性がパワーハラスメント、モラルハラスメント、マタニテイハラスメント、セクシャルハラスメントで「声をあげる」ということ、本当に勇気がいることだ。事実関係をしっかりと明らかにすることが第一。全国をかけめぐったこのニュース。「襟」をただして川越市議会、真相究明、対処しなければ、小江戸川越 国際観光都市に名がすたる。
城 茂