コラム
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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 深谷市と荒舩清十郎(2022年04月15日)
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仕事柄かの有名な深谷市へ行くことが多くなった。高崎線に乗るとまずは人形のまち鴻巣に着く。かつては人形のまちとして名を馳せたが、何といっても政争の町として有名だった。中でも県議会のボス島田氏と市長だった佐藤氏の戦いは埼玉県選挙史に長く名をとどめる程熾烈なものだった。市民は一様に「恐い」といって両氏の名を出すことはタブーだった。その二人もすでに泉下の人となった…
- 統一選も民主主義の重要な学校だ(2022年03月28日)
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あと一年。統一選という大イベントがある。各政党はどの候補を公認するか、大変な作業を始めだしている。しかし、そんな候補者選びに早くも首をひねるようなことがおきて、心ある有権者を困惑させている。県北のある市では、もう政党の公認が決まっている。正式な県連の順序を踏んで決定したか否か。どうもそうではないらしい。おまけにこの市では市長選も相まって、骨肉の争いまで発展し…
- 95歳の青年(2022年03月05日)
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秋山先生と言えば95歳の青年だ。しかも現役のディベロッパー。バリバリだ。さらに政治家として、県会議員、議長、自民党幹事長等、花の道を歩んできた。歴代の知事や、国会議員とも親しく、孫も県会議員として活躍している。今も地方自治を守らねば日本の民主主義がダメになってしまうと憂いている。食欲もすごい。牛肉を2人前、ペロリと食べてニッコリ笑う。チャーミングな人なのだ。…
- 辻元さんと参議院(2022年02月10日)
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辻元さんが衆議院に落ちたから、今度は参議院になりたいとメディアは述べている。そして「参議院は大人しすぎる。もっとガンガン言わなきゃ」と息巻いている。いつも思うが、参議院の存在は衆議院をチェックするためのものだ。日本が敗戦後、新しい憲法素案の中で一院制を主張したが、マッカーサーに一蹴されて二院制になった歴史的経過がある。ともかく、当時の連合国は日本の骨抜き政策…
- 4選3羽がらすと呼ばれる3人の市長(2022年01月18日)
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先日、深谷の小島市長が無投票で4選をはたした。さいたま市の清水市長も昨年4選。ふじみ野市の高畑市長も4選の栄冠を勝ち取った。 この3人。3人とも最初の市長選は大殊勲だった。不沈空母といわれていたさいたま市の相川氏、ふじみ野市の島田氏、深谷の新井氏。いずれも地方の名だたるエリートだった。選挙前の予測は誰しもが、100人中100人がみな現役有利とふんでいた…
- 即今の人生(2021年12月27日)
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今年も多くの政治家が旅立った。60代で天に昇るのは早すぎる。60代の木下氏、60代の鈴木(聖)氏、70代の野本氏、80代の鈴木氏。心から御宴福を祈りたい。人生はあっという間だ。飯能市の病院で「今しかない」という小冊子を出版しているが、まさに今しかないのだ。禅の言葉に「即今」というのがあるが言い得て妙だ。楽しく即今の人生を送れたら最高だ。さあ、今回も即今の人生…
- 公僕と特権階級(2021年12月06日)
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国会は交通費100万円支給の件も改正しない。議員の身分に関する件は、与野党一致が原則だと言って逃げている。驚いた話だ。 先日の女性の都議会議員の辞職の問題も、議員の身分に関することだからと言って、攻める方も議員も、我々には全くわからない世界の中でなかなか進まなかった。議員という生き物はそんなに守られてなければならないのか。法律の前に生き物のあり方を考え…
- ボス野田聖子氏と行田邦子(2021年11月18日)
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あの行田邦子女史が埼玉に帰ってきたという。丁度もどりカツオのように。カツオは金華山沖から南へもどるのだが、行田さんは逆に北は北でも中部地区の方だ。 何でも、女総理をねらった野田聖子氏がバックにいて、次は来夏の参議院をねらっているという。現職の関口昌一氏にとっては迷惑な話だ。行田さんもそんなにまでして国会に出たいのだろうかと周囲はいぶかしがっている。 …
- 総選挙と親子丼(2021年10月17日)
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19日が公示。調査によると、埼玉の自民公認5名~6名が当落線上だとう。さもありなんと頷ける者もいる。しかし、国会議員をどのように思っているのか。首を傾げたくなる御仁もいる。なめているのだろう。親子鷹は見つからない。親子丼、親子鈍。さらに親子ドンというすごい親子も見つからない。まあ、親子ドンキーというところか。それにつけても二階さんの凋落さは凄まじい。山口県の…
- 古い上着よ さようなら(2021年09月16日)
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自民党が「らしさ」を発揮している。沈みそうになった泥舟をまた立ち直らせ勢いをつくる。保守政治の良さと凄さを見せつけている。保守とはまさに改革なのだ。古さを保守しようと必死になっている長老達は保守ではない。古さを守ろうとする「古守」なのだ。総選挙はすぐそこに待ち構えている。今こそ、発信力、突進力を国民は熱望している。野党は相変わらず、古守政党で現状を打破できる…