トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 深谷市と荒舩清十郎
コラム …埼玉の余話
仕事柄かの有名な深谷市へ行くことが多くなった。高崎線に乗るとまずは人形のまち鴻巣に着く。かつては人形のまちとして名を馳せたが、何といっても政争の町として有名だった。中でも県議会のボス島田氏と市長だった佐藤氏の戦いは埼玉県選挙史に長く名をとどめる程熾烈なものだった。市民は一様に「恐い」といって両氏の名を出すことはタブーだった。その二人もすでに泉下の人となった。今では中屋敷さんが県議会議長におさまって表面は静けさを保っているが。
そして深谷市。渋沢栄一翁で全国的に有名になった。来年は新しい一万円札としてまた全国に知れ渡る。ここで忘れてならないのは起大物政治家荒舩清十郎氏の存在だ。何しろこの人が運輸大臣の時、当時名も聞かぬ小さな深谷に急行をとめる偉業を成し遂げて、世間をアッと言わせたのだ。枚挙にいとまがないので詳細は次号にて。
鹿島修太
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