コラム
読み応え満載 クオリティ埼玉の充実のコラム
埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 大手の工事とチェックの不在(2015年10月23日)
-
大手の旭化成、三菱等々、大手がからんだ工事がとんでもないインチキだということが白日の前にさらされた。 通常考えられないことが、当たり前のように起きているこの現実は、まさに恐怖といってよい。 責任者がお決まりの謝罪をしても事はおさまらない。問題のひとつに、チェック機関の不在がある。正直いって、役所にその力はないというのが現実だ。 ある県庁の技術者OBが嘆…
- 所沢市長選で感じること(2015年10月13日)
-
所沢市長選で気になることが二つある。一つは現職の藤本さんの姿勢。人気のある市長だが、どうもその政策に唯我独尊を感じさせてしまうきらいがあるからだ。保育児童の件も、学校のエアコン問題についても「俺がやることにはみんなついてくる」というような錯覚と気負いが見えかくれして残念だ。選挙選では充分、その辺を気をつけて、本人の本意を伝えていくべきだ。一方、対抗する側の並…
- 埼玉大学余波(2015年10月09日)
-
梶田さんのノーベル賞受賞は日本人の名誉であることはいうまでもないが、埼玉県にとってこれ以上の名誉はないだろう。特にさして特色もなく、ダサイタマなどと揶揄されてきただけになおさらだ。さらに、埼玉大学卒業ということも意義深い。東大や京大がノーベルコースだったのが地方大学の埼玉とくれば、最大の慶事だ。一方の受賞者大村さんもこれまた地方の山梨大学だ。 社会は決まっ…
- 注目されている浦和倶楽部(2015年10月05日)
-
知事選が終わり、次は来年の参議院選が待ちうけている。そしてその約1年後は政令市さいたま市長選だ。 そんなおり、浦和の一等地に会員制の浦和倶楽部なるものが発足した。 メンバーは前さいたま市長の相川氏をはじめ相川氏のブレーン、有力支持者で固められている。入会の案内には「ここにつどいわが街の未来を語る」とあり、続いて「私達は政令指定都市さいたま市のさらなる発展…
- 民意と県政(2015年09月30日)
-
「民意」ということがちょっとした話題になっている。 民の意志、国民の意志、有権者の意志・・・別に難しい意味はない。しかし、民意のとらえ方に問題がある。 安保法案反対のデモが3万~5万人で国会周辺をねり歩いた。そして主催者側は10万とも、12万とも発表した。そしてそれをとらえて反安保の立場に立つ国会議員達が民意の多数は安保法案反対だと言った。加えて世論調査…
- 存在理由があるのか参議院(2015年09月28日)
-
参議院の場をこどもたちには見せたくなかった。茶番の最たる光景だった。暴れる野党議員、飛び込みをする野党議員、さらには数珠をもって葬儀スタイルで投票するこれまた野党議員等々。これが参議院の姿なのだから参議院は無用とする声を理性的に受けとめることは容易である。そもそも参議院は良識の府ではない。そんなことはどこにも決められていない。 日本国憲法が定められた時、当…
- 警察官は最も尊い仕事なのに(2015年09月25日)
-
埼玉の警察が著しく市民の信頼を失ってしまった。 ひとつは警察官の殺人事件。ひとつは熊谷での殺人事件に対する処し方の至らなさ。 わたしたちは、国の安全の多くを自衛隊に頼っている。頼るということは信頼しているということだ。かつて自衛隊は違憲だと声高に叫んでいた政党がいたが、なんという無責任政党かとあきれていたことがあった。そして、市民生活の安全はまちがいなく…
- 元大宮市長新藤さんの本(2015年09月18日)
-
元大宮市長の新藤さんがさいたま市誕生のいきさつを書いた本を出版した。 我々がいままで知りえなかった秘話でうずめられているが、どうも後味が悪い。何故か。 ひとつは歴史的事実は百パーセント事実ではないこと。まして政治家だったひとが書いたものは、常に自分を正義の中心かのような書き方をするし、感情移入も相当なものになってしまうからだ。あとひとつは、政敵だった相手…
- それこそ法律違反の議長一年交替(2015年09月03日)
-
九月は県も市町村も九月定例会が開催される。 この議会ではほとんどが、新しい議長によって運営される。そして一年たつと、次にまた新しい議長にバトンタッチ。しかし、この一年交代の議長慣習は明らかに法律違反なのだ。何故なら地方自治法103条によって、議長、副議長の任期は議員の任期とすると決められているからだ。 議員の任期すなわち4年。これは、地方議会が条例をつく…
- ああ自民党(2015年08月14日)
-
作家で昭和史に詳しい半藤一利さん(85歳)は、「明治から昭和にかけての歴史は日露戦争(1904~1905)でいったん切った方がわかりやすい」と読売新聞に書いた。日本が「一等国」に仲間入りしたという意識と熱気がその後の太平洋戦争の負けの時まで暴走させてしまったというのだ。この指摘は正しいと思った。 今回の知事選。自民党はこの半世紀の知事選でワーストワンの…
新着ニュース
- 解散はいつ?都知事選とのダブルも!(2024年05月15日)
- さいたま市浦和うなぎまつり(2024年05月10日)
- 桂由美さんのウエディングドレス(2024年05月14日)
- 行列のできるサンドイッチ(2024年04月30日)
- 人生は喜劇にはじまって喜劇に終わる(2024年05月02日)
アクセスランキング
特別企画PR