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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- ああ自民党(2015年08月14日)
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作家で昭和史に詳しい半藤一利さん(85歳)は、「明治から昭和にかけての歴史は日露戦争(1904~1905)でいったん切った方がわかりやすい」と読売新聞に書いた。日本が「一等国」に仲間入りしたという意識と熱気がその後の太平洋戦争の負けの時まで暴走させてしまったというのだ。この指摘は正しいと思った。 今回の知事選。自民党はこの半世紀の知事選でワーストワンの…
- 埼玉の余話2015.8.6 「王者は王者らしく」(2015年08月06日)
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知事選がデッドヒートとなって酷暑の夏を余計暑くしていると思いきや、かなり冷房が効いてしまった情況を呈している。 争点があまりにも小さいし、真の埼玉の未来を創る論争がなされてないからだ。 そもそも自粛条例を前代未聞と訴えても我々の耳にはずしりと入ってこない。 周囲の状況が自粛するようなものでなくなったら当然状況を優先させるのが政治だ。 何故、知事選かと…
- 埼玉の余話2015.7.31 「メディアがつくる虚像―知事選」(2015年07月31日)
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知事選が折り返し点にきた。首をかしげたくなるのは、知事選の争点は多選の是非と決めつける大手メディアの姿勢だ。そしてまた条例破りとまで言い切っている。もし、自民党がそれ等のことを本気で争うというならば、先日全戸に配布された選挙公報に反上田陣営は堂々と載せて、県民に問うべきだ。しかし、残念ながら、その文言は見つからない。当然ながら、選挙は本気の戦いだったからこそ…
- 埼玉の余話2015.7.28 「知事選と不争の徳」(2015年07月28日)
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何故、いま知事選なのか。かなりの有権者がそう思っている。少し荒っぽいいい方をすれば、自民党県議団が上田知事にケンカを売ったからだろう。理由は県の計画した公園が某大物前県議の土地がからんでいるからおかしいというところかららしい。しかし某前県議と、現職の某県議との主導権争いがあり、元県議は敗北。先日の県議選でも落選してしまった。そして、多選自粛条例をつくった上田…
- 埼玉の余話2015.7.22 「上田さんのこと」(2015年07月22日)
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上田さんは九州男児の典型。政治家だから外面はソフト。しかし、内面はかなり激しい。烈士といってもよい。何しろ昔、4回も衆議院選挙に出てみな敗れた。ふつうなら5回目は出馬しない。よほどの志と魂と体力、気力がなければ決して挑戦なぞできない。常人のなせる技ではない。しかし、この人、負けるたびに自分を磨いた。結果、衆議院に当選、論客としてその名をほしいままにした。だか…
- 埼玉の余話2015.6.24 「突張りと突張ね」(2015年06月24日)
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知事選はさておき、議会制民主主義とは一体何かを冷静に考えてみたい。 知事と議会は車の両輪の筈だ。互いの協力なしには車は進む筈がない。黒か白かの決着の仕方は子どもの所業。政治という最も大人の所業を要する事とは程遠いのだ。 池波文学は何故、人気を博しているのか。 「盗人達の所業を取締りながら、鬼平もまた、あやまちを犯す人間なんだよ。決して黒か白かで決めつけ…
- 埼玉の余話2014.5.12 「知事選トラウマ」(2015年05月12日)
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六月には上田知事の去就が明らかになる。といっても知事の昨今の動きは出馬へのGO!そのものだ。 対する自民党はどうやら官僚を準備しているようだ。だが、なかなか決定に至らないのは過去の知事選のトラウマがある。 統一地方選では自民党が勝利しても、県民は自民党推薦の知事よりも県民党を選んできたからだ。畑知事、上田知事、そして土屋知事ですら、スタートは自民県連の意…
- 埼玉の余話2015.2.26 「どっちも どっち!知事選前哨戦」(2015年02月26日)
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「でないと言って又、でるのか?」「何んとかでてほしい」知事選に対する一般質問だ。前者が自民党、後者が知事派の県議。ここで一番感じることは御両人の質問力だ。もし、絶対に出馬すべきでないと信念があるなら、政治家の言葉の重さや議決された多選自粛条例の重さをもっとほり下げ、深く追及すべきだった。 しかし、条例も絶対的なものではない。あくまで時の政治状況が優先するの…
- 埼玉の余話2015.2.16 「公明党から学ぶこと」(2015年02月16日)
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久しぶりに公明党の雰囲気に触れ、そして惚れた。この十年、この党の躍進と成長は驚くばかりだ。 まず、その質の高さだ。西田参議院をはじめ、矢倉さん、輿水さんとレベルが高い。人間的にも誠実で魅力に富んでいる。 先日、県庁OBの部長O氏と公明党の力について話し合う機会を得た。 埼玉県やさいたま市に対しての思い入れと、具体的な予算づけについても、この党の力は凄く…
- 埼玉の余話2015.1.23 「心理学者・上田清司知事」(2015年01月23日)
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人間の考えていることなんてわかるはずがない。心理学がどんなに研究されても本当のことは誰もわからない。 だからおもしろい。推理することはあたった時のエクスタシーを想像しているからこそ真剣さが倍加すると、刑事を退職した初老の人が語っていた。 そういうわけで、今夏の知事選が推理するのが楽しくなってくる。知事は自民党県議団と真っ向から対決している。仮称、上田党を…
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