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コラム …埼玉の余話
地方議会は委員会で細かな審議をすることとなっている。ようするに委員会重視主義が地方議会の本姿だ。それがいつのまにか、予算委員会なるものが登場してきた。今の上田知事が就任した頃だ。予算委員会で知事を少し苦しませようという魂胆があったようだ。ところが、この予算委員会が逆に知事の弁舌と有能さを表現する場となってしまった。知事選で四選を勝ちとった知事に、今度は答弁させずに、細かい質疑を役人にさせようと自公が他党の反対をおしきって新たな方針を決めた。待てよ。そうすると本来の常任委員会はどうしたの?となる。無駄なことをやることになることを何故やるのだろうか?
そもそも常任委員会制度が確立されているのにわざわざ予算委員会をつくったところに大きな問題点がある。余計なことをして職員をかりだし、税金の無駄づかいをしている。
選良達の議会である筈なのに、何んと情けないことか。屋上屋を重ねることの愚を議員諸候は恥をもってあらためるべきだ。
人はバッチをつけると偉くなる。偉くなると自然と愚かになるのが人の性かもしれない。今の県議会はいろいろなことを教えてくれる。