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新着記事
- 落花の時の落選(2023年04月12日)
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桜が散れば、選挙で落選の憂き目をみた人達の気の毒さが心に刺さる。現役の時は我が世の春を歌っていたからだ。「春の命は短くて苦しきことのみ多かりき」女流作家・林芙美子が嘆いた。落選の議員達を待ち受けているのは、まさに苦しく、厳しきことのみ多かりきなのだ。現役の時は、あまりにも羽を伸ばし過ぎたのではないか。人生は厳しい。落花の時は、人生の苦しみも背負わねばならない…
- 政策は省エネでいこう!(2023年03月15日)
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統一地方選もあと一カ月。なんでこの人が県議選に?という候補者もかなりいる。政策に、なるほどというものがないというのは残念だ。やはり、時代が要求しているものでなければ、おもしろくもおかしくもない。この時代、エネルギー対策は重要だ。省エネは大きな課題だ。省エネ県会対策に全力を尽くしたいと訴えるべきだ。90名を超える人数が本当に必要なのか。過去の条例をいじくってい…
- 菜の花忌と桜桃忌(2023年02月20日)
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2月の12日は確か司馬さんの菜の花忌だったか。司馬さんは春盛りの菜の花を愛した。あの明るさ。桜が短い命を予感した美しさとは対照的だ。司馬さんは貧家から身を起こし、豪商にまでのぼりつめた高田屋嘉兵衛を菜の花の沖と表現した。とにかく、幕末から明治の快男児が好きだった。あのリズムかるな文体が私を含めて、多くの人達に勇気と共感を与えた。そして、来たる6月は明治人とは…
- 梅と地方議員(2023年01月26日)
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梅の季節がやってきた。冬ざれの野に梅の木が立つ姿こそ、何かパワーをもらえる気がしてならない。梅こそ、その栄養価は万能に近いと言っても言い過ぎではないだろう。乳酸菌からはじまって腸内浄化。インフルエンザにもかなり防波堤の役割を果たしているという。和歌山の友人はよく、南高梅の自慢をしていた。梅の時はその友を思い出す時でもある。しかし近年、梅を好む人が少なくなった…
- 箱根山が言葉で動いた(2023年01月08日)
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今年も箱根山は燃えた。心身ともに頑強な若者達の祭典は、勝つか負けるかはさておき、人はどれだけ苦しさに耐えられるか。挑戦こそ人生だということが肌に迫って、自分自身の箱根山を想起させる。そして、生きていく中で、体力や心の力のほかに、他からの励ましや、言葉のもつ重要性を改めて考えさせられる。駒澤大学の勝利の一因は、大八木監督の人間力と言葉学にあった。この人の言葉で…
- 自民党現役が10人落選(2022年12月13日)
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ただごとではない。県議選とはいえ自民党現職が10人落選とは。茨木県議選は来年の統一選の前哨戦とみられていただけに、自民党は慌てている。埼玉でも自民党の苦戦を強いられるのは必須だ。 500円玉と騒がれた坂戸は大丈夫か。2人区で自民党が独占しているところはどうか。政治家は落ちればただの人以下だ。岸田首相の責任は重い。たかが地方選されど地方選なのだ。この辺で…
- 加瀬先生追記(2022年11月22日)
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チャーチルを尊敬なさっていた。大のハマキ好きだった。時々ゆらゆらのぼっていくハマキの煙の先を眺めては思索にふけっていた。その姿が何ともかっこよかった。チャーチルの話になると止まらなかった。チャーチルのユーモア、そして男性的な果敢な勇気をいつも称賛していた。そして、昼間からアルコールをたしなんでいた。そのせいか、流れるように本場仕込みの英語を得意としていた。…
- トルコ風呂と先生(2022年10月20日)
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毎日があきれた日々の連続の今日。この頃、おかしな話が目に留まった。耳を疑った。確か神奈川県だったか、県議会の議員を先生とよぶのをやめようと。全員で決めたそうだ。随分、見識の高めの議会だ。そもそも「先生」とは学識がある人への敬称だから、先生とよぶにふさわしい人が皆無の議会なのだろう。国会もそうだ。真に先生とよぶにふさわしい人は滅多にいない。でも先生とよばれて、…
- 安倍さんの夢(2022年09月28日)
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「国葬反対!」「国葬反対!」人相のあまり良くない人達がヒステリックに叫んでいた。「この国賊!」。あれ、すでに12期も代議士をやっている太った自民党の仲間が俺をなじっていた。そんなにたいした弔辞でもないのに、昔の仲間が褒められていた。安倍さんは思った。国葬さえなければ、俺はもっといい男だったのに。岸田君も早まったことをやってくれたよな。だいたい統一教会との関係…
- 人は心に描いたとおりになる(2022年09月01日)
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夏が去る日、稲森和夫氏もこの世を去った。京セラ・KDDI・日本航空等々、経営の神様と世間から崇め続けられてきた。私もその一人だった。私は稲森氏の言葉の一つ一つをノートや手帳につづってきた。 「人は心に描いたとおりになる。強く思ったことが現実となってあらわれる。まずはしっかりと宇宙の法則を心に刻み込むことだ」稲森さんの言葉には、これからも私のノートに消…
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