川越プリンスホテルで、11月15日　（金）

川越法人会主催による講演会が開催された。

この日の講師は元フジテレビアナウンサー　テレビで活躍中の有賀さつき氏。

華奢で背が高く、華やいだオーラを放つ有賀氏の登場に場内からはため息も。

そして、開口一番のその安定した美しい声に、テレビではわからない実力が感じられた。

「川越は古くからの町並みがきちんと保存されていて、たくさんのおいしいものがあって特においしい和菓子の種類も豊富なんですよね」

さすがだ。単純に資料だけに目を通していない。資料を読み込んでいるからこそのコメント。そのあと、税に関わること、自身がフリーランスになって有限会社を興し、税との距離が近くなったことをおりまぜていく。寄居の親戚を頼って一時的に寄居に住み、今でも週末を寄居で過ごすとも。

テーマは「人前での話し方」

局アナ時代での秘伝トレーニングを会場の参加者とともに進めたり、実技から精神論にいたるまで90分をあっという間に消化した。

「言葉は人なり。助けにも刃にもなる。音声はしゃぼん玉。明確であることが必要。　ネガテイブなことは前に、ポジテイブなことは後ろに。その文章は美しい。文章はコンパクトに。一瞬でわかる表現を」と発信力が必要とされている時代にマッチした講演が展開された。

「今日よりも明日の自分を成長させることが大切。努力をしていれば必ずごほうびがある」としめくくり、背筋を伸ばし、凛として、さっそうと退場する姿に大きな拍手が巻き起こった。

　　（浅間 潤子）