社会
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自民党も、他の政党も全く振るわなかった今回の選挙。全国の道府県議選の投票率の平均が44、8%の低投票率。それを大きく下回ったのが埼玉県。こんな中で勝ちも負けもあり得ない。中央でいくら自民党が天下をとっていても、国民の政治不信は止まらない。国会議員達の不祥事、笑止千万の大失言、大臣の質の悪さ、森友問題等。今の自民党の天下は、あまりにも頼りない野党に支えられている。小選挙の制度が手を貸しているのも事実だ。これだけ劣化した政治状況の中で何が憲法改正なのだろうか。改正は必要だが状況が悪すぎる。さて県議選の異状なまでの低投票率も都道府県制度の疲労も一役買っているのではないか。とにかく根底に政治不信、さらなる無関心。民主主義の危機がはじまっているのだ。そんななかでも自民党県連幹事長の落選は、またまた知事対自民党の対決に火をつけたのではないか。政治は正しき妥協であり、寛容さをもっとも必要としている。それこそ最大の大人の仕事だということに目覚めて欲しい。新しく生まれた選良たちは、このことに力を発揮しないと県政は負の連鎖を続けるだけで、県民をますます政治から遠ざけてしまうと思う。あと3カ月後には知事選がやってくる。いまこそ、県政に携わる政治家たちは良識を発揮すべき時だ。それにしても県連の国会議員達は静かすぎて、その存在すら薄れてしまっていることはおかしく悲しくはないか。
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