社会
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㈱明治は7月、粉ミルクを生産している埼玉工場において、新しい製造棟の建設を開始した。
■新製造棟の概要
所在地:埼玉県春日部市南栄町1-5(同社埼玉工場内)
延床面積:約1万5000m2(5階建て)
生産品目:ほほえみ、ステップ、ミルフィーHPなどの粉ミルク
投資金額:約120億円
明治は粉ミルク事業において、東南アジア地域を軸とした海外市場での販路拡大に取り組み、成長を図っている。
今回は約120億円を投資し、新製造棟の建設と設備の更新を行うことにより、安全・安心で高品質な粉ミルクを安定的に提供する体制の増強を図る。2020年9月頃、新製造棟での生産開始を予定している。
参考まで明治の全国29工場の内、埼玉県下には以下の3工場がある。
埼玉工場(春日部市/粉乳の製造)、戸田工場(戸田市/市乳の製造)、坂戸工場(坂戸市/チョコレート等お菓子類の製造)。
繰り返すが東南アジアは今後一層の発展が見込まれているエリアだ。域内の人口は約6億2千万人、人口増加率も高い。その発展に伴う所得の増加等より、子供により安全安心な食を与えたいと思う人が増えるのは自然な流れであり、またそれを背景にして今後一層の販路の拡大が見込まれるものと思われる。
このような分野を礎から支えている日本企業の営為な努力は非常に頼もしく、またうれしいことである。
小松隆