コラム …埼玉の余話
・春日部市長選に対する民主の応援は凄まじい。告示前は、街宣車を14台近く出動させるという。民主党のある県議は「この市長選は絶対に負けられない」と力んでいる。民主党推薦の小久保氏は自民党の領袖の佐久間県議の側近中の側近。一体、こんな構図があって良いのだろうかと市民は戸惑いの色を隠せない。一方の現役市長、石川陣営は市議達で固めて相変わらずの昔の選挙を展開。どっちが勝っても負けても色々な意味で勉強になる選挙だ。
・鶴ヶ島の市長選にも現役に対して民主党推薦の候補が挑戦。しかし、何故この人が?と言う人がかなりいる。そういえばこの地区は先の総選挙で山口泰明氏が惨敗したところ。だから民主党は勢いに乗っている。これ又、現役側は昔ながらの選挙をやっている。余程の自信か?泰明氏の応援も歓迎されず。政治の非情さの一面をうかがわせている。ここでも民主党の過信、受ける側の怠慢が前面にでていて頭痛が走る。
・特別秘書が、春日部市長選でかなり動いている。政界スズメ達は、あれは知事の指示か、佐久間氏の命令か、どちらなのだろうかと興味を示しているがどちらにしても、佐久間氏の政治力は凄い!
・(元)内閣官房副長官という要職中の要職にあった大野松茂氏はさわやかだ。多くの国会議員が晩節を汚すような落選をして再びの浮上はありえない中で、大野氏は潔く引退を表明し、後輩の応援にまわった。後輩は敗れたが大野松茂氏の引退こそ、肝に銘ずるべきだ。大野氏は今後、政治家養成側にまわって多くの政治家を輩出してもらいたいと支持者達は言っている。