コラム …埼玉の余話
・みんなから、カンパ等の支援を受けて政治家になったり、風の勢いで議員や首長になったりした人達の共通点は、経済の大切さや、お金の大切さに関する、著しい感覚の無さだ。したがって、人の心をくすぐったり、満足させたりすることもできない。たった一杯のコーヒーを心から御馳走する、こんな正しいマナーを忘れてしまっている人達が本当の政治なぞできる筈がない。勘違いの恐ろしさだ。
・医者の論理は、何も医学に対してのみを言っているのではない。得てして、成り上がり的に病院のトップに立ってしまった医者には、人間に対する、マナー、例えば、親しい者には、利益を越えて、手紙や電話をするとか、いわゆる対応の倫理だ。いずれにしても、成り上がりという人達がこの社会を不快にしていることだけは事実だ。
・例えば、県庁のトップクラスの人で、対応能力が抜群の人がいる。この人は成り上がりでなく、順調に階段をのぼってきた人だ。何よりも、教養が高く、深い。人の上に立つ者の極意のようなものを心得ているから、庁内を越えて人望が高くなっていくのは当たり前だ。しかし、全く逆な生き方をしている方々もいるから、情けない。