トップページ ≫ 社会 ≫ 川越祭近づく10月19日(土)20日(日)
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
川越のまちに紅白の幕が張られる。
いよいよ神様をお迎えする準備だ。
今年の来客数は、東上線が元町中華街直通運転乗り入れ効果も見込んで104万人ともいわれている。
このおまつりは正式には国指定重要無形民俗文化財「川越氷川祭の山車行事」。
平易に言うと氷川様の神様がまちでお祭りをご覧になるということだ。
一日目の神幸祭。江戸の時代から変わらぬこの儀式こそ、川越まつりの原点。時代を超えて連綿とつづくこの瞬間を味わってほしいと思う。
川越氷川神社 山田禎久宮司によると
「神様は恵みと試錬をお与えになる。そこで民は精神性を育むのだ。守っていくもの、変わらないこと、次へつないでいくものがある。一方 時代のスピードに遅れないことで本当の安心を守ることができる。家訓、まつりは変わらないことに意味があると思う。イベントとまつりは違う。変わらずくりかえされていくことに意味と力がある。山車には各地域の神様がそれぞれお乗りになっている。日本人は農耕民族。個人の幸せが地域、国家の繁栄につながる。共同体意識が根底にある。横のつながりがおまつりの連帯感につながっていく。お囃子は魂を呼び込むもの、空から先祖がおまつりを楽しみ、子孫が楽しんでいる様子をみつめる。今を生きる人々が記憶の共有をすることに意味がある。信仰を変えずに心棒を整える。時代に合わせて変化させる部分もあるが、変えるもの変えないものそのバランスをとっていくことが大切。」(小江戸飛雁会9月17日講演より)
この宮司の話を心に刻んで川越まつりを見学すると一味もふた味も感慨はひとしおだ。
市制施行90周年記念 「川越祭のすべて」を上梓した谷澤勇さん。
(川越三光町在住)現在、油彩展を蔵造りのまちなみの一角「山新記念」
服部民俗資料館で開催している。10月20日まで。
「雰囲気づくりです。祭り支度の一つです。創作ですが、祭のきまりにそった創作ですよ」と谷澤さん。お祭り男、川越っ子の気概がひしひしと伝わる。
「城下町川越の華 国指定重要無形民俗文化財 氷川祭の山車行事」
その感動と興奮の祭礼模様を油絵で再現・がテーマ。
今回は24点展示。祭の迫力、祭の光と影。見事な作品群だ。
展示販売あり。入場無料。(月曜日休館)
午前10時半から午後五時まで。(川越祭の当日19日20日は会場を縮小)
川越祭のすべてがわかる「川越祭のすべて」も同時販売。
(伊勢谷 珠子)
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