トップページ ≫ 社会 ≫ 悲しい船出~小沢辛党丸のゆくえ~
社会
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小沢辛党から脱出して、小沢一郎氏が辛党丸の船出をした。この船、著しく不人気だ。何しろ、84%の人が支持をしないというのだから悲しみを絵に描いたようなものだ。でも、民主党という泥船だって、不人気の点では同格だ。「マニュフェストに書いてあることは、必ずやり遂げる!書いてないことはやらない!」野田ドジョウ総理は3年前、堂々と演説をしたではないか。なのにマニュフェストに一文字ものっていない消費税に不退転の決意とまで言い放った。このドジョウかなりいい加減の魚だ。一方、4回も脱党をくり返してきた小沢氏。側近の99%は皆離れて誰もいない。かつての盟友、平成の黄門様こと渡部恒三氏は、苦虫をかみしめた老顔で言っている「反対意見を少しでもいうとすぐその人を遠ざける。だから皆離れてしまう」と。
ここに全てが語られている。小沢氏は全てその時の自分の感情で動いているとしか思えない。小紙は何度もくり返し述べてきたところだ。大義は後からつけているだけだ。
放射能が怖いといって岩手に帰らなかったことにも何の釈明がない。これで「国民の生活が第一」とは聞いてあきれる。又、こんなネーミングでは、天下は100%とれまい。名は体を表わすというが、およそ政党として無責任な名前だ。はじめから、乱をねらって立ち上げる姿は、少なくとも一流のやることではない。
しかし、不人気の悲しい船出だからこそ、ひょっとすると台風の眼になる可能性だってある。誰も見向きもしないのが、逆に窮極の時、「そうだ、あのボロ船だって船は船だ。あれも一緒にしよう」と他の船がやってくる可能性は充分ある。
間の抜けた鳩だって、急にボロ船に乗ってくることだってある。辛党丸にだって、そんな未来はないとはいえない。あまり騒ぐべきではないかもしれない。
自民党だって、ノンキな父さんがリーダーだから、この政界という海にはどうやら賢い人は皆無といっていいほどいない。情けない国になったものだ