東京都議選が行われた。投票率はまだまだ少ないが、注目すべき変化がいくつかある。ネガティブは前回自民党公認で当選の宇田川氏、三宅氏は裏金問題で今回非公認、また青木英太氏は無所属で当選。この3名、当選後すぐに自民党追加公認となり、Ⅹなどで批判が上がった。元公認に関しては簡単なトリックだが、無所属の場合少し検索して投票に行ったくらいでは気づけないであろう。

　ポジティブな注目すべき点は千代田区から出馬のさとうさおり氏だ。後ろ盾無く選挙カーもなし。SNSと足だけで選挙をした。たったひとりで「減税党」を掲げ、公認会計士として日本の税にメスを入れるために発信し続けた。メディアでは不法移民排除を掲げていることになっていて、減税部分をクローズアップしていない。投票結果も彼女のカウンターだけトラブルがあり、なかなか数字が出ず、ひとつひとつ人の手でカウントされて結果が出た。彼女に是非注目していて欲しい。

　参政党が４人擁立し３人当選。第一政党が自民ではなく都民ファーストだった。もっと擁立できれば議席を増やせただろう。

　次は７月２０日参院選。大事な１票。選挙が近いので、ちゃんとした党を悪く言うネガティブキャンペーンが一気に増え、間違った情報が溢れる。しっかり見極めて、必ず投票に行こう。

名月かりん