社会
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国会議員が秘書に暴言を吐く、ひどいときはペットボトルを投げ、叱責。車のシートを蹴る。しかし議員は「秘書とは使用人。叱って何が悪い」とうそぶくという。この時点でこの政治家の悪辣な人柄にがっかりだ。議員の目的完遂に向けて、一番近くでサポートする、心を合わせる同志が秘書ではないのか。町長・市長という自治体のトップが職員に向けて暴言をはく事案があとをたたない。まったく言語道断。その自治体の品位が問われる。メデイアに登場する者の共通点がある。顔がまったく卑しいということだ。権力を持った人が目下のものにその力でもって、物事をねじ伏せる行為を一般的にハラスメントという。
日本大学林真理子理事長が、副理事長である検事あがりの澤田康広氏にパワーハラスメントを受けたとして賠償金1000万を提示され、提訴された。これにびっくりした人も多いだろう。強面そのものの澤田氏。記者会見で「ブツを」と連呼した姿は印象的だった。その澤田氏。直近の映像では杖をも使用している。社会的弱者のように変わっていた。ジェンダー時代に、女性だからという表現は不適切かもしれない。しかし、愛好心そのもので火中の栗を拾いにいった林理事長。人気連載や多くの観衆をあつめられる講演もセーブしての日大改革。その林真理子理事長を訴えた澤田氏は澤田氏らしくないのではないか。
大麻事件はいよいよ公判を迎えた。被告となった学生からは「監督が澤田さんにみつかってよかった。澤田さんならばもみ消してくれる。澤田さんはそれだけチカラのある人」という証言が飛び出てきた。やはり澤田氏の強面は事実なのだ。だれしも基本的人権は守られなければならないが、ハラスメントという言葉の乱用はさけたいものだ。
伊勢谷珠子