なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
先日、とてつもない雷雨で川越でも冠水箇所が発生した。そのあとの風は秋を含み、まさに秋空だ。秋がやっときたのだ。
一年中本を読んでいる。それでも秋になるとなぜか、特別な気がして読む本を選ぶ。常に選ぶ本は小説が主だが、好きな作家の随想・随筆・エッセイもよく読む。なぜならば作家の思考というフィルターを通してみる「世界」がいろいろな養分として心にしみていくからだ。その発端は学生時代の通学の電車の中で読んだ夏目漱石の「硝子戸の中」。漱石先生はこう考えていたのか!と。なかでも「人は恥をかくために生まれてきたのだ」という一文を今でも、失敗した時、失意の時に思い出しながら、リスタートを切る、陽転思考の基としている。
秋だ!本を読もう。
大曾根 惠