社会
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日本は劣化列島になってしまったのか?
カヌー元日本代表・鈴木康大選手がライバルを蹴落とすために違法薬物を飲み物に混入させた。結果、その選手はレースあとのドーピング検査で陽性反応がでて、失格。
若手選手の台頭に焦ったとはいえ、スポーツマンの風上にもおけない前代未聞の悪事。なんてことだ。
スポーツマンはフェアな人間性が高い評価をされており、例えば政治家でもスポーツを中学や高校、大学でやっていたというとその人が「清々しい人」とイメージされる。
今回のことは、それを全否定する行為。これからは、スポーツをやっていたからといって信用されなくなってしまうのか?
よくゴルフは人間性がでるともいわれる。手の五番をつかってうちやすい場所に移す人、スコアをごまかす人、バンカーからテーアップする人など、それだけで普段紳士ぶっていても人間力は下落。
このお正月行事の中、スポーツに励んだ政治家が、秘書をどなりつけている現場を都内の知人が見て「あの事件があっても学ばない政治家がいるもんだね。権力とはおそろしいね。しかも、秋の選挙のときはさわやかな笑顔をふりまき、すがすがしい人と思って応援したのに。選挙おわれば自我がでるとは、幻滅、もう絶対投票しない」といっていた。
スポーツマンシップはゆがめられてはならないし、政治家はどんな場所にも「目」があるのだから気をつけなければならない。
倫理観、道徳観の教育が不足しているか?とも思う新春である。
大曾根惠
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