トップページ ≫ 社会 ≫ 初の日本農業遺産に認定!「武蔵野の落ち葉堆肥農法」
社会
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三芳町、所沢市、川越市、ふじみ野市が、登録申請していた「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が「日本農業遺産」に認定され、平成29年4月19日(水)に認定授与式が農林水産省で行われた。
日本農業遺産とは、社会や環境に適応しながら形づけられた伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化や景観、生物多様性などが一体となった農林水産業システムで、特に重要性を有するものを認定する制度。平成28年に創設され、平成29年3月に初の日本農業遺産として8地域が誕生した。
武蔵野の落ち葉堆肥農法は、江戸時代に農業的価値の低い原野で、屋敷地、耕地、平地林を一組とした開発が行われた。平地林の落ち葉堆肥で土壌改良し、安定的な農作物を栽培し、継承してきた。現在ではサツマイモ、サトイモ、ダイコン、ホウレンソウ、コマツナなどが特産品として生産されている。
首都圏内で初の認定となった日本農業遺産。落ち葉堆肥を利用した循環農法は、世界から視察に訪れるほど、注目されている。「自然環境保全」、「持続可能な」といった言葉が重要なキーワードとなって注目されている農業。埼玉は誇りをもって、農林業を盛り立てていき、未来に向けて、人材育成、地域の維持発展、観光推進と、さまざまな可能性へと繋げてほしい。
岡 アヤコ
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