トップページ ≫ 社会 ≫ 白岡市議会で議場コンサートを開催~前例がない現職議員も演奏
社会
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11月14日土曜日、白岡市議会議場に於いて「議場コンサート」が開催された。先着順100名の定員を大幅に超え、会場に入れなかった人々は、市役所内に設置されたモニターでコンサートを観ていた。 菱沼あゆ美市議会議員司会でコンサートが始まった。冒頭、藤井栄一郎市議会議長が「開かれた市議会を目指し、教育長、前教育長とコンサートを企画した」と挨拶。ぐるーぷ奏による筝曲の合奏、市立南中学校吹奏楽部による吹奏楽アンサンブルと続き、休憩を挟んで、渡辺聡一郎市議会議員のバイオリン独奏が始まった。ブラームスの「ハンガリー舞曲第2番」を、新白岡出身のピアニスト石川悠子さんが伴奏。渡辺市議は4歳からバイオリンを始め、桐朋女子高校を経てジュリアード音楽院に留学し、腕を磨いた。渡辺市議の祖父が町長・県議会議員を務めた渡辺一郎氏ということもあり、その影響もあって音楽ではなく、政治の道を志したそうだ。
これまで、日本全国の議会で「議会コンサート」は開催されてきた。埼玉県でも川越市や和光市でも開催されたが、現職の市議会議員が演奏するというのは、前例がない。会場を訪れた市民の反応もまちまちで、「渡辺市議の演奏を楽しみに来ました」という人がいる一方で、「現職議員が議会を私物化するのは如何なものか」という、厳しい意見も多かった。
普段は議員席で座る立場の市議会議員も、今回は自身の議員席を観客に開放し、ひたすらホスト役に徹していた。 さらに「開かれた議会」を目指し、年2回のペースで、今後も議場コンサートは開催予定。
直木 龍介
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