トップページ ≫ 社会 ≫ あなたは何もの?~上西小百合議員に物申す
社会
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「政治家は自分の考えを発信しなくてはいけない」と世間を騒がせ、維新を除名処分となった上西小百合衆議院議員がダウンタウンの番組で語っていた。
その上西議員。50カットのグラビア写真が入っているフォト自叙伝「小百合」を出版。胸元をあらわにするなど、かなりのセクシーショットを披露している。
「なぜ、この時期にこんな写真集をだすのか」のダウンタウンの質問に
「これは写真集ではない。政策、そしてOLだった私がなぜ政治家になったのかが書かれている」と関西弁でまたまた言う。
自叙伝の価格は1620円。
本来政治家の政策を国民がお金をだして知るということはいかがなものだろうか。しかも、グラビア写真50枚を添えて写真集ではないと言い切る図太さ。最後には「私はその写真をまだみていない」と言い放った。
図太くなければ、女性が政治家になることができないのかとさえ思ってしまう。
いや、これは男女平等と訴える社会に反して、国民から選ばれた政治家が女性というものを売り物にしているとしか思えない。
「この番組のオファーを何で受けたのか」との質問に「関西人やったらダウンタウンさんに会いたいと思う」と言った言葉にすべてがつながるのではないか。いわゆるただのミーハーである。
番組中で国民の批判の声が幾つかあがっていたが、「芸能界に入るきっかけをつくりたいんじゃないの」といった女性がいた。まさにそれである。
しかし、批判も多い中、Amazonの書籍ランキングでは、政治家カテゴリーで連日売上げトップを誇っているようだ。
少年Aの書籍もそうであるが、話題になれば何でもありの出版社、そしてマスコミ。この今の体制を遺憾に想うのは私だけではないだろう。
上西議員に問う。
政治家のバッチの重さはそんなものなのかと…。
古城 智美