トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.8.14 「神は細部に宿る」
コラム …埼玉の余話
神は細部に宿るという。些事に宿るともいう。要は細かいことをおろそかにしてはならないということだ。上に立つ者はあまり細かい事にまで指示をしたり、注意をしては人はつかないが、但し細かいことにもいろいろあって時には重大な意味が隠されていることがあるものだ。
それをおろそかにしてはならないという教えなのだが、もう一つ。人の気持ちの微妙さを忘れていてはならないということをいっているのだ。
ある県議会議員は暑中見舞いの返礼に自分の独りよがりの議会報告をだして、ひんしゅくをかっている。何故たった一言でいいから、ありがとうございましたぐらいを添え書きできないのか。バッチをつけるとみんなこんなものだ。人を忘れ、神を忘れ、地方政治を荒廃させていく。
一見あたりまえに見えてしまってきているところに、重大なことが秘められているものだ。