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新着記事
- 不倫報道は下衆の極み(2018年01月22日)
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作家の倉本聡さんは今日の不倫報道を評して「下衆の極み」と言い放った。そして健康なら、ある時は男女がくっつくのは当たり前だ。人の噂をするのはいいが、見て見ぬふりをするのが美徳で、部外者が正義を振りかざすのはいかがなものか。迷惑をこうむるのは家族達なのだから、そこで何らかの処置がとられればそれで済むことで、今日のいき過ぎた不倫報道は単なる覗き見にすぎない。それこ…
- 賀状、恐るべし(2018年01月15日)
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前述したが私には忘れえぬ三人の恩師がいた。一人は教育者だがあとの二人は名を成した実業家だった。三人の共通点はみな筆まめだった。お会いした人にはすぐに礼状を書いた。特別の場合を除いて極、短い文章だった。しかし、その短文には感謝と愛情がずっしりと秘められていた。「文を見れば、だいたいその人物がわかる」というが恩師の共通の考えだった。例えば「またお会いできる日を楽…
- 正義と狭量(2017年11月30日)
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日馬富士の暴力事件で改めて正義とか信念という、このどうにもならない人間の「性」を知った。宿命と言ったらよいのか。正義は絶対ではない。信念をもそうだ。しかし、絶対的な響きをもっているから厄介だ。正義や信念はある立場の人達から利用される便利な言葉でもあるし、姿勢でもある。古今東西、ほとんどの戦争も正義のためという美名によっておこなわれてきた。その指導者の信念。今…
- 指導者と離婚(2017年11月09日)
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トランプさん。習近平さん。二人とも離婚者。トランプさん2回、習さん1回。偉大なる人の条件の一つは、やはり女性歴なのかもしれない。トランプさんの妻君はモデル。習さんの奥様は美人の歌手。というと、安倍さんは?という疑問がわいてくる。安倍さんは忍耐強い。一人の妻と仲良く?している。失礼ながら美人でも歌手でもない。それで良いのだからせめて賢夫人であってもらいたい。主…
- 官能の花、百合(2017年10月11日)
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珈琲がクセになった。以前は一日一杯程度だったが、今では三杯を超している。三杯飲みほしていくうちに私の思考も秋とともに深まる。今日は百合の花、というより百合を考えている。学生時代、バルザックの「谷間の百合」を読んだ記憶がある。しかし、当時の私はあまり感動はしなかった。何となく悲恋はこんなものかの程度だった。私の貧しい文学的素養のせいだ。今、百合といえば小池の百…
- ヤッさんの他界(2017年09月11日)
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訃報はいつも突然にやってくる。先述した大道寺死刑囚もそうだった。死刑の日が近づいてくることに恐れおののいた。死は企てられてやってくると俳句にも書いた。しかし大道寺の死は死刑という処刑によってではなかった。思わぬ病魔の死だった。さて、ヤッさん。ヤッさんは私の尊敬する兄貴分のような人だった。またヤッさんは裕福な農業人であり、青年や農業者を常に教育していた。頭脳は…
- 甲子園と想いだすこと(2017年08月26日)
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甲子園という園は、過去半世紀ドラマというドラマで満杯になっている。熱いドラマ、悲しみのドラマ、教訓のドラマ等々。数えあげたらきりがない。 今回も、優勝した花咲徳栄は埼玉ではじめての快挙だった。今は亡き創設者の佐藤先生は遠い天の園できっと感涙したにちがいない。佐藤先生は私学経営者の星であり、範たる巨人だ。スポーツで日本一の「栄」をつくり、一方でまた勉学でも雄…
- 松永先生の教養(2017年08月23日)
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浦和の本屋さんに行くと、必ずと言っていいくらい松永先生の姿をお見受けする。もう90歳になろうとする元大蔵大臣の先生。パナマ風の帽子が教養で膨れ上がった先生の頭脳の上にぽっかりと載っていて素敵だ。やはり政治の本がお好きなようで、そのコーナーに立っていることが多い。長寿社会の日本だが、ただ長寿だけであってはならない。健康長寿だ。人は足から弱るというが、何よりも脳…
- 教養という所作(2017年08月17日)
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世に名を成すにはまず「マメ」であることだと信じている。「マメ」のひとつによく手紙を書くことだと、ある実業家から直接教えをうけた。短文でいい。とにかく「誠心」をもって書くことだと。私なりに実践してきた。メールでもいい。しかしペンにはペンの味と、相手にささり、浸み込んでいく力がある。今夏も多くの人様から暑中お見舞いを頂いた。名を成した人ほど文に力と味があって感動…
- 聖子とゆかりの闘い(2017年08月04日)
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12年前の初秋。私ははじめて岐阜の駅におりたった。初秋とはいえ、熱波が岐阜をおおっていた。その筈だ。物理的な気温だけでなく、聖子、ゆかりの激しい闘いが演じられていたのだ。 小泉郵政改革に造反した野田聖子氏に、刺客として小泉首相からおくられた佐藤ゆかり氏の身の毛のよだつようなつばぜり合い。私の経験にはこれほどの壮絶な闘いはみたことがなかった。聖子、ゆかりは上…