トップページ ≫ 社会 ≫ 昼夜問わず響く爆音~「旧車會」による迷惑行為
社会
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平日は数多くの車が行き交う国道254号線バイパスも、休日の朝と深夜は比較的交通量は少なく、穏やかな雰囲気だ。しかし、改造バイク集団が轟かせる爆音により、その穏やかな雰囲気が一変し、たちまち騒々しくなってしまう。
改造バイク集団は、「旧車會」と呼ばれている。 “旧車”と言われている70~80年代の古いバイクを改造し、集団走行を楽しむグループは、かつて暴走族だったメンバーが中心になっていることもあり、往時を懐かしみ、暴走や共同危険行為に及んでしまうケースもあるようだ。
一口に「旧車會」といっても様々な形態があり、暴走や共同危険行為は行わないとされるグループもいるが、改造車で爆音を響かせながら集団走行し、行楽地のパーキングエリアを占拠する行為は、迷惑以外なにものでもない。
「交通ルールを守っているのだから暴走族ではない!」
彼らはかつての暴走族とは違い、信号や速度など交通ルールは守っていることを主張するのだが、騒音をまき散らすなどの迷惑行為を行っている時点で、性質は暴走族そのものだ。
「旧車會」の主要メンバーは、40~50代の“いい歳をした”おとなである。普段は社会の中で生活している彼らが、休日になれば改造バイクに跨り、騒音をまき散らし迷惑をかけるのは、明らかに「反社会的」である。
(直木 龍介)