トップページ ≫ 社会 ≫ 太陽のマルシェ-食べる・買う・学ぶ・体験する都市型マルシェ人と人のつながりが街を輝かせる
社会
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高層ビルに囲まれた都心、東京都中央区勝どきにて12月14日(土)、15日(日)「太陽のマルシェ」が開催された。「太陽のマルシェ」は「食べる・買う・学ぶ・体験する」を1日で楽しむことができる都市型のマルシェ。今年9月から毎月第二土曜日・日曜日に開催され、毎回全国から100店舗超の出店と約1万人の来場者が集まる。今回は4回目の開催。2日間で延べ1万9,200人が来訪した。
「太陽のマルシェ」では毎回季節にふさわしいテーマで店舗が出店する。今回のテーマは寒い季節に体が温まる「鍋野菜」。加賀の伝統野菜でおでんに最高の「源助大根」を出品する五郎島農園、京都の伝統野菜「壬生菜(みぶな)」を出品する喜六、八ヶ岳の寒さで育つことで甘みが凝縮された「武津一本ネギ」を提供する八ヶ岳元気村等、今回も全国各地から多くの店が集まった。
東北から出店の復興マルシェそれいゆでは、東北発の新品種で加熱料理用のクッキングトマト「すずこま」を紹介していた。「すずこま」はコクがあり煮崩れしないため、トマト鍋やポトフ等に最適。食材だけでなく、食べ方やどのように生産されるのか生産者から直接話が聞けることもマルシェならではの楽しみだ。
また、家族連れや子供たちに向けて、松ぼっくりでツリーを作るワークショップやフィンランドからやってきたサンタクロースとの撮影イベントも開催された。クリスマスリースを作るイベントでは、子供だけでなく大人も一緒に楽しむ光景が見られた。
「太陽のマルシェ」を主催する「太陽のマルシェ実行委員会」委員長を務める、三井不動産レジデンシャル株式会社・プロジェクト推進室長・小川将氏は取材に対し「美しい空と海と隅田川。水面に光る太陽の輝き。これが勝どきという地域の象徴であり、太陽のマルシェという名前の由来。そこに古くから住む人、開発によって新しく住む人。その人たちが江戸の長屋のようにつながり合うためにマルシェというイベントを企画した。マルシェを行うことで、全国の生産者と都市に住む人がつながる。また、お店に並んだ人同士で自然に会話が生まれる。そうして、人と人とがつながることが目的。」と答えてくれた。また、マルシェを行うことの効果について出店者側からは「様々な人の意見を聞くことができて参考になる。出店後もまた買いたいという問い合わせもあった」と言う。来場者のスタイルとしては「回を重ねるにつれて、グループで参加する方々を多く見かけるようになった」と言う。「友人家族が集まって参加し、子供たちがイベントや公園で遊んでいる間交代しながら、母親同士が一緒に買い物を楽しみ、父親同士はワインを楽しむ。」というような光景だ。人と人、家族と家族、つながることでマルシェの楽しみは広がる。「私自身も勝どきに住んでおり、マルシェで出来た友人に誘われて地域のサークルに参加した。マルシェを通して人と人がつながっていることを実感している」とも答えてくれた。
生産者と都市で生活する人、都市で暮らす人と人。「太陽のマルシェ」は、人と人をつなげることで人々の都市での生活を輝かせる。マルシェを通して、人と人の輪がさらに広がり、深まることを大いに期待したい。
<太陽のマルシェ概要>
■開催日時 毎月第二土曜日、日曜日 10:00‐16:00
■開催場所 第一会場 月島第二児童公園(中央区勝どき1-11-4)
第二会場 隅田川テラス(中央区勝どき3-1)
■出店者 全国から約100店舗の出店
■主催 太陽のマルシェ実行委員会(構成:勝どき西町会、三井不動産レジデンシャル株式会社)
■問い合わせ 太陽のマルシェ事務局 info@timealive.jp
(三津橋 真也)