社会
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師走定例都議会は、予想通り徳田マネーと猪瀬知事についての問題が全面にでた形だ。都民にとっては迷惑な話。本当に審議すべき問題がテーブルに上がらないのだから。
昨日、猪瀬都知事は「給与を一年間返納する」と答弁。
まったく、ピントがずれているとしかいいようがない。
ちょっと、過激ではあるが、万引きした者が、スーパーの事務室に連れていかれ、「ごめんなさい。お支払いします」という言い分に似ている。
大体、メデイアでもよく言われているが、「5000万円」を紙一枚で借りられるということは異常だ。
一般人が、無担保無保証で今30万円借りることすら非常に困難だ。
家を買うときだって、2000万円の借入をするにしても膨大な量の審査資料としかるべき資格を要する。
また、見方をかえて、公務員が関係者からこんなふうにお金を借りたことが発覚したら、懲戒処分対象であろう。
警察官にしろ、県庁職員にしろ、「給与を返納するから許して」ではすまされない。
そして、この時とばかりマスコミも猪瀬知事の整形疑惑や背の高く見えるシークレットブーツ使用のことなどを書き立てる。
そういう低俗な話題をもちだすのではなく、正々たる論陣をはってほしいものだ。
選挙目的ではなかったと公職選挙法に触れないような言い訳も猪瀬知事されているが、そうではなくて「潔く、あざやかに」テレビや雑誌で述べていたあの時の猪瀬直樹たる感覚を取り戻してほしいのだ。
(伊勢谷 珠子)
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