社会
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埼玉県に隣接する群馬明和町にコストコが進出した。町長が旗振り役で、メデイアでも取り上げられている。町長は「コストコの進出は相乗効果を生み出し、まちのレベルアップにつながる。」と意気軒高だ。本当にそうだろうか。コストコの人気は幅広い世代から支持されてはいるが、こういう大型ショップの進出によって地元の商いはどうなってしまうのかと考える人もいるだろう。
川越のクレアモールは埼玉で一番人の通行量が多い商店街。「あきんどの街・川越」にふさわしく代々続くお店が点在しているが、このところ異変がある。テナント貸しのほうがラクという商店主の存在は致し方ないだろう。「地元資本ではないお店はね~」という商工会議所の会員の憂慮を上回る事態なのだ。一部新聞報道もされているが、お店にハングル語を掲げた韓国のショップの進出が著しいのだ。「リトルコリアか?」報道には商店街の会長もうれしそうに写真におさまっている。地元自治会では、第二の新大久保になってしまうのではと地域住民から心配の声もあがる。川越というまちは一番街(蔵造りのまちなみ)をみてもわかるように、商売をするスペースと住居が一体となっている。商いのなかに生活がある。このクレアモールも同じ形態、一本道をすすめば住宅街がひろがっているのだ。商店街も文化。秩父のみやのかわ商店街のがんばりは目を見張る。
川越の商店街も利益を尊重し、文化を崩すことがないように、注視していきたい。
伊勢谷珠子
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