社会
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高熱でもなく、喉が痛い、咳が出る、食欲がない。いつもならば風邪気味なのかなと思って、市販の風邪薬を飲んで早く寝る。だが、コロナ禍の今、もしかしたらコロナだったどうしよう。PCR検査したい。そう考える人は多い。私もその一人だ。しかしPCR検査を受けたいと思っても、どうしたらよいかわからない。病院に行くのも怖い。費用がいくらかかるのか。わからないことだらけだ。
PCR検査は思った以上に簡単に受けることが出来た。私は誰にも会わないで検査をできる病院を選んだ。病院の外にあるテントで、医師と携帯電話で話しながら、唾液を採取する。終わったらそのまま帰り、料金を指定の口座に振り込む。熱があり、咳も出ていたので、初診料のみの支払いで済んだ。次の日に電話で陰性の連絡がきた。検査することができて、本当に安堵した。自分がコロナにかかることよりも、誰かにうつしてしまう恐怖の方が大きかった。最近では自動販売機でキッドを購入し、検査することもできる。
緊急事態宣言が延期され、コロナとの戦いはまだ続く。一日も早くワクチン接種ができことを願うばかりだ。
中山薫
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