トップページ ≫ 社会 ≫ 当選二日にして国との齟齬 小池知事は総理が射程か?
社会
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当選後二日、コロナ対策について小池知事と国との齟齬が露見した。小池氏は都からの移動を自粛せよと、国はその必要はないという。小池氏は366万票獲得し、おそらく、総理への道をまた模索しはじめ、国には対等以上の強気の態度で挑むのではないか。
都知事選と同日投票日となった東京都議会議員補欠選挙は、日野市、北多摩第3(調布・狛江)、北区、大田区、4名の都議はすべて自民党が勝利した。注目したいのが北区だ。北区といえば埼玉県隣接地域。戸田から荒川を越えれば北区。当選の自民党の山田都議は52000超獲得。続いて立民が36000、維新が33000と続いた。今回の都議補選で、唯一小池都知事が顧問をつとめる都民ファーストが候補者を擁立したのだが、結果は惨敗だ。
選挙は候補者の自己責任ということは言うまでもないが、小池都知事率いる都民ファーストが旋風を巻き起こしたことは遠い昔となった。それでも小池さんは圧勝する。選挙の投票トレンドが変わってきているかもしれない。候補者を擁立断念した自民党はエネルギーを爆発させ、4候補当選。この勢いは来年の都議選にも堅持できるであろう。安倍首相にはNOだが自民党にはYES。この現象はしっかりとした野党が存在しないから。小池さんはYESだが都民ファーストはNO。そして小池さんの4年間の成果はあまり評価に値しないが、都民は信任の票を投じる。
以上のことがらを勘案し、小池知事の野望と策謀はさらに威力をましていくに違いない。
大曾根惠