トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.10.31
コラム …埼玉の余話
情けなや埼玉の自民党!各種マスコミもメディアも嘲笑っているかのような報道ぶりだ。「どうしたのだ自民党!」長年自民党を支援してきた町の長老が怒りをぶちまけている。連敗続きの市長選に我慢できなくなったのだ。しかし、別におかしなことではあるまい。昨年の選挙で圧勝とはいえ、他党のだらしなさが自民党を浮上させただけなのだ。ギッタンバッコのように相手が沈み過ぎれば、その相手はその分だけ浮き上がってしまう。おまけに錯覚が加わって、この党を有頂天にさせてしまった。五月のさいたま市長選では、この有頂天が天に達した。石破幹事長が舞いあがりながら力説。というより、叫んだ。“この選挙は最も大事な、次なる参議選の試金石だ!”票を開けば、予測通り政党に頼らなかった清水さんが圧勝。要するに、浮かれ過ぎて、本来必死になって動かなければならない国会議員も県会議員も動員だけで勝てると甘く見ていたのだ。そしてその甘さがそのまま続いて、無自覚な幹部達を敗戦不干渉にさせてしまった。反省なきところに進歩はありえない。敗戦に責任をとらないところに、人は協力も共感もしないのはあたりまえだ。自民党は民主党をはじめとした他党にただただ深く感謝すべきだ。他党は自民党以上に世の感情とかけはなれたところで、不思議なほどの余裕を持って野にあぐらをかいているからだ。「今だ。この不思議な眠気の中にいる野党を本当に引き離すのは今しかない。」そんな声は今だにき聞こえてこない。本来持っている自民党の底力に反省心という最も大切なカンフル剤を打って、立ち上がっていくのは、今日、この日しかない。切羽詰まった緊張感を、至急取り戻さなかったら手遅れになる。そんな実感が捨てきれない。
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