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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 私の宗教(2023年06月27日)
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宗教(集狂)はドーモです 〈科学的に証明されない〉〈エビデンスがない〉 という理論で神仏を笑う人達もドーモです 全ての集団は同じ行動をすれば歓迎されます でも外れてしまうと白い目で見られます 時には群れから追われ退治されてしまいます その昔 キリスト教会に通った事がありました みんないい人達でしたが好きになれない方もいました 余談ですがライオ…
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- 祈り(2023年06月15日)
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誰もが幸せであって下さい 幸せは生まれた子に対する親の最大の願いです 私の周囲にも幸せが付く名前が沢山あります 幸せは有り難い(在ることが難しい)ことです 幸と言う字は全ての親の祈りです この世で生を受けた者達 狼も小鳥も 最後は人に殺される宿命の牛や羊も生まれた子を愛します 全ての子は親のまなざしの中で育てられました 人が自分に気づくのは不…
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- 場の理論(2023年06月01日)
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難しい量子論の場の理論ではなく 日々の私の身の置き所の身の上相談です 借り家では無く自分の家だけど時々迷います 此処にいていいのだろうか 父母が他界したのは昔だけど昨年は弟が他界しました 八十歳過ぎると丈夫そうな有名人も死にます そして死んでも惜しくない人はまだ生きています 劇場や映画館はベルがなったら帰ります ベルが鳴っているのにいつまでも…
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- 寝ては夢覚めても夢(2023年05月16日)
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夢は楽しいことばかりではない コワイ夢があり嫌な夢がある 「こんなバカげた台本を書いたのは誰だ」という夢がある 夢の中で「夢なら覚めよ」叫ぶことがある 私は次々とコワイ体験をして漸く一軒の民家に飛び込んだ 一人の女がいて振り向いた 「のっぺらぼう」だった 私はモウ驚かなかった 私は「のっぺらぼう」に美女の顔を描いた 鏡を見て「のっぺらぼう…
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- 花の会話(2023年05月01日)
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朝日が昇ると草原から 道端から 「お日様だ」一斉に花の歓声が上る 野の花たちは話している 笑っている 今朝は曇り カタバミもオオイヌノフグリも花弁を閉じたまま 「一日花」の命は一日の僅か日のあたる時間だけです タンポポの命は三日もあるので 勿体ないと曇りでも雨でも咲いている 野の花を切り花にしないのは短命だからです 花の会話が弾んでいるのは…
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- 真珠貝物語(2023年04月17日)
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真珠の歴史は苦難の歴史です ある日養殖された会派「貝柱」が強いられる 貝立ては強制収容所です 貝は呼吸できない状態を強いられ口を開けると 肉を裂かれ「核入れ」される 埋め込まれる核は五ミリ大のドブ界の柱です 「痛い」「苦しい」「助けて」 真珠の加工場は悲鳴で満ちています 真珠貝は溺死の状態で数日過します その後 養殖場の海に二、三年吊るされ…
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- 者語り(2023年04月01日)
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「物語り」は科学世界のお話で 人の世界のお話が「者語り」なのだと気づきました 今朝も新聞の訃報に過去の著名人の名があった 坂本スミ子八四歳(チトお姉さんだ)ハンク・アーロン八六歳 (おや、まだいたの)訃報の多くは既に「忘れ者」である 「忘れ者」とはある時覚えられていた者の特権である その点普通の人は最初から忘れられているお気楽な種族です 季節が…
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- タンポポ賛歌(2023年03月18日)
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死を恐れるのは 自分が一人だけと思っている人間だけです 初めから自分は一人では無いのです メダカ君雀さん アリ君タンポポさん 群れで生きている生き物は群れが自分です 誰かが傷つけば全員が痛みを感じるし 誰かに嬉しいことがあれば全員幸せです 道端のタンポポのこの世の命は短い タンポポは短い命を感じると数百の自分を作ります 同じ自分を大勢作るの…
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- 隠れているもの(2023年03月03日)
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木の中から声が聞こえる 円空はナタとノミだけ 腐れ木、捨て木を拾っては 斧で荒く切り取る 待ちかねたように声の主が現れる 様々な仏の姿である その人にだけ聞こえる声がある 声の主は石の中にもいる ミケランジェロは石の中からの声で声の主を掘り出した 荒野で人の声がしたが途絶えた 天からの答えは無かったが花弁のように舞う雪の 一つ一つの結晶…
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- 冬の満月(2023年02月17日)
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今宵は冬の満月である 嬉しい 誰もが襟を立て俯いて家路に急ぐ 私は幼い日の名を呼ばれてフト立ち止まった 呼ばれた方角を見ると大きな月があった 冬の満月である …春高楼の花の宴 秋陣営の霜の色… 満月を見ていると心の中にも満ちてくるものがある 春の月の宴、秋の月の宴には多くの人が集うが 冬の満月は自分一人と大いなるものだけの宴である 何時の世に…