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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
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- 自分(2022年04月29日)
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古生代にも縄文時代にも私はいなかった 自分であるこの世界に ある日弾け出た一ケの陽画(ポジ)です どんな姿でも切り取ると その後に同じ姿の影の世界「陰画(ネガ)」が残ります この世界は私が生まれたとたん 私は私でない世界に囲まれてしまうのです 奇しくもこれはDNAの構造だといいます カラスはカラスの姿でカラスの声で鳴きます ウグイスはウグイ…
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- パラリンピック(2022年04月12日)
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人はドラマに生きている と思います 歴史に残る天才偉人達の偉大なるドラマ そして生き物の世界には象がいて 雀や蟻がいるように 名も無い無数の物語りがある 秘書がいて五分刻みのスケジュールがある方 あるものは全て当然で無いものが全て怒りとなり 一日が不平不満で始まる方もいる 物語りはウソかホントかではなく 心が躍るかどうかである 自分の日々…
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- 幸せ(2022年04月01日)
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有名大学を二度落ち 普通大学も落ちた青年 今日も五体満足 何処も痛くないのに不幸の日々 今日一日車椅子で外出を許された老人 満開の桜を見て笑う そんな世界を私は知っている 何処へいってもファンが群がる有名人 高価な車をみて資産家と分かる人 名刺をみて初めて分かる芸能人 そんな中で一番は 家に帰ると子供が待っているお母さん …
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- 月は友 ー月は友 虫は私ー(2022年03月20日)
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嫌な事不愉快なことが十ケあっても 一ケいいことがあると安らかに眠れます 子供の頃から私を見守ってくれている方がいます それはお月さまです 私は月を見ると懐かしくなるのです 月は夜毎に姿を変えて語りかけます 私達日本民族はその様々な月を称えました 月の出は月により一日で三十分から七十分ほどズレます ー菜の花や 月は東に には西にー 菜の花時…
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- リクツ(2022年03月07日)
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殴られた頭と殴った拳ではどちらが痛いか もし殴った方の痛みが数倍になると面白い 左の頬を打って右の頬を打つと打った手が腐り始める どこかにそういう国があると楽しいな 意地の悪い人や暴力嗜好の人は皆この国に連れてくる ① 殴った方は殴られた者の痛がり様を見て満足し 殴られた方はまた殴られたくないので 卑屈な目で見上げ屈従するこの世界 ②…
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- 深夜の一人祭り(2022年02月19日)
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大勢笑顔で集まるのがお祭りです 悲しいことや痛いこと辛いことは一人でするものですが 嬉しいことや楽しいことは誰か共にすることです ラスコーの洞窟画から声が聞こえます 二万年まえ誰かが誰かに伝えたくて描いたのです 歓喜している群像は全員で協力して獲物が獲れたのです 殆どの生き物は仲間と群れて生活します そんな中で一人になった獣は悲しくて遠吠えをし…
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- 日々幸せ(2022年02月08日)
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朝は「今日は何かいいことがありそう」と起きて 夕べは「今日は良い日だった」と終りたい そして寝る前は「明日が楽しみ」と目を閉じる 毎日がそんな日々であったらいいです 自分を楽しませることは大変です 豪邸や高級車を持つ幸せには大金が要ります 偉い人が当選するには偉くない大勢の票が必要です カラオケでマイクを離さない人はその人だけ幸せです オンリ…
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- ナルコユリ(2022年01月25日)
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生き物は自分が自分であることに疑いを持たない 恵まれた母と子は 何故自分が母であるのか 子もまた母の腕の中で何故か嬉しい 今ここに何故二人がいるのか 理由は分からなくともいいのです 出逢ったものが今共にあるだけでいいのです 生き物が自分を不審に思うのは 群れから離れて一人になった時です 不幸が振り向いて自分を呼んだ時です ある日巣を壊…
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- あるだけでいいもの(2022年01月25日)
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自然は美しい 空も雲も 小鳥も 草花も 自然は人のためにあるものではない 誰のためでもなくいまそこにある 蔓草で秋にはルビーのような赤い実を付ける蔓草がある ヒヨドリジョウゴといい 毒性があり人に食べられないが ヒヨドリには美味しい食べ物である ジシバリはこの季節道端に咲く野草です 摘んできて小瓶にさし見とれたが 花には迷惑だった…
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- フィンドホーン(2022年01月09日)
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シャングリラも桃源郷も伝説だが フィンドホーンは北の僻地に実在している 1962年三人の大人と三人の子供が この地のトレーラーハウスで暮らし始めたのがスタートです ヒースとハリエニシダしか生えないこの荒れ地に 途方にくれた六人が生きる望みとしたのは ピーターの妻アイリーンの「内なる神」の声でした 「内なる神」は祈りに応え様々な精霊を呼び集めた …
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