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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 私は悟らない(2024年04月26日)
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自分に苦を与える外界を変えることが無理なら その見方、解釈を変えてみたら と考える それにより一割ぐらいラクになることがあります ヘイヘイ 威張る客に対する店主の心得川柳があります さらに嫌な人種の来世はロクなモンじゃないと、考えます 品格と知性に恵まれた方はこのゾーンを脱し 全て仮象現象と解釈し「悟り」の境地に至ります 大挙脱落者がでるのはこ…
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- なぞなぞ(2024年04月26日)
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有るようで 無いもの 何ぁ―んだ 無いようで 有るもの 何ぁ―んだ 今夜は見えないもの 雲の上の月 百年前五十年前十年前一年前 在った 居た 昨日の今はいたけど 今日の今は居ない人 今は誰もが笑う 当時こんな事を言った人がいた 「ごめん 間違っていました」はない 人もメディアも 短いようで長い時間 信号待ち 大会の挨拶 長いようで 短いもの …
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- 野の花(2024年04月08日)
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ある夜夢の中でお釈迦の神様が現われた 神様「お前の願い事は何んだ」 「才能、名誉、冨、権力、快楽、健康…」 無いものを指折り数えました 神様「平凡だなあ、まだあるだろう」 肝心なものを忘れていました この世の王達が最後に求めたものです 「…そしてそれが何時までも続く不老不死です」 海行かば水漬く屍 山行かば草生す屍(大伴家持) 誰にも葬られ…
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- 白木蓮(2024年03月27日)
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その方は親切で言っているのか その病気はそれで治るのか その問題はそれで解決するのか 「本当のことが知りたい」と思うことがあります CMでも有名なタレントが言うとホントみたいです NHKの番組で著名な学者が言うと信じたくなります 何でも本当のことを知ったら幸せになるでしょうか 本当の事はつまらない事や汚い事が多いです 新聞 TV 事件 事故 …
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- 慈雨(2024年03月11日)
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今日は朝から雨です 南の方から桜の開花が始まっています 「いい雨だね」 山川草木 道端の草までも囁き合っています こんな雨の日も世界の何処かで戦争しています 日本の何処かで様々な人の集いが争っています 夜が明けると個人々も戦争を開始します AさんとBさんは話せば必ず火花を散らします Cさんの病気は長引きそう Dさんにはその種の話は通じません…
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- 冬の花(2024年02月28日)
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冬なのに 赤い花が咲いている 蝶も蜂も来ないのに 白い花が咲いている 小さな事にも笑顔を浮かべる人がいる 曇りの日にも葉の茂みの間から 木は沢山花をつけ 過ぎる人に何か話しかけている 心配しないでね 病気はきっと治るよ 遅刻してくる幸せもあるよ 冬になって咲く花もあるんだよ 大丈夫だよ そのうちいいことがあるよ 私が見…
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- 消えた鬼たち(2024年02月18日)
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今まであったものが急に無くなると 驚愕し 泣き喚くこともある だが日々少しずつ無くなるものは 無くなった事すら気つかない 何時から子供から大人になったのか 何時から老人になったのか 忘れられた昔の祭りがあります 二月十日の初午は春の到来を告げる祭りでした 今は記憶の中だけから聞こえる太鼓 さなぶり(早苗饗)は田の神を送る宴で 田植えに携わ…
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- 日々好日(2024年02月01日)
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一日が終り寝る時だけが幸せ は寂しい 朝はいい 昼もいい 日暮れもいい 夜は夢の中 曇りもいい 屋外作業支障なし 雨もいい 本を読み返し故人の声を聞く お天気はただそれだけで嬉しい 野原で花がみな喜んでいる 善いお芝居は何度も繰り返される 登場人物にはイイ者とワル者がいる イイ者はなりたい見本 この世の役割がワル者やオロカ者の家族は気の毒 …
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- 多次元世界(パラレルワールド)(2024年01月18日)
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地に住むもの 水に住むもの 住む世界が違えば異なる世界観が生まれます 不思議なのは人間です 同じ形をして 同じ地域にいても 百人に百の世界があります 運動会の紅組と白組には善悪はありませんが 人が対立する場合はどちらかが愚かで悪です 情報は少なすぎても多すぎても混乱します 百人の大声より一人の呟きが正しい場合があります 二つだけの目では見え…
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- 好相行(2024年01月06日)
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昔は多くの人が神仏や呪術等を信じていた 日月星山川草木鳥獣自然の全てに神意を感じていた どの民族にもシャーマンがいてときおり神意を告げた それは一万年以上に及ぶ人類史であった 今や全ての自然現象は科学で解明され神は消えた 比叡山には今も「千日回峰行」という荒行があります 「好相行」と言うこと更に凄いまじい修業があります 「千日回峰行」は千日とい…