社会
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史上最速?在任期最短という不名誉な記録を残して猪瀬知事は都庁を去った。
舌鋒するどく討論番組で論陣をはり、切り口鮮やかなノンフィクションライターとしての活躍まで散ってしまった感だ。
そして、後任の都知事の椅子をめぐっていろんな人の名前があがっている。
自民党は、東京都に関係する国会議員の擁立をあきらめたという。
四月に消費増税で、補欠選挙があったら負け戦になるからと政治評論家がしたり顔でコメントしている。
なんてことだ。
我こそ、首都東京のために立ち上がるという人こそ適任ではないのか
いつのまに自民党はつまらない党になったのか。
世論調査の動向をみて、候補者を決めるということもその手の政治評論家が明かしていく。これまたいかがなものか。
日本の中心、首都、東京。2020年には東京五輪だ。
外交力があって、アピール力がある人。
政治の駆け引きではなく、颯爽と立ち上がる人を都民はきっと選択する。
年明ければ、翌年には統一地方選挙が待ち受けている。
自民党がしっかりしないと政治が迷走してしまう。
本当に盤石の政党だったら、姑息な手段ではなく、首都東京の顔を決めるために、正々の旗堂々の陣で戦いに挑めるはず。
都内にはいたるところで美しいイルミネーションが真冬の町並みを彩っているが、なにか今年は心から美しいと思えない理由は猪瀬都知事のせいか・・・。
(伊勢谷 珠子)