社会
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10月16日朝、最大級の勢力という台風26号が埼玉県に最接近した直後だった。薄日がさしたので外を見ると、西の空に帯状の原色が伸びていた。窓を開けるのが困難なくらいの突風が吹き荒れていたが、何年ぶりかに見る、それも特大の虹だった。秩父連峰の武甲山あたりから立ち上がり、上空の雲に至るように見えた。
虹はすぐに消えることなく、30分ほどゆっくりと北に移動していた。伊豆大島に多大な被害をもたらすなど迷惑な台風だったが、思わぬ置き土産にはすっかり目を奪われた。
その3日前、13日にも西の夜空が極彩色に染まった。さいたま市政令指定都市10周年記念花火大会だ。桜区の荒川総合運動公園で12万人を集めて行われた。さいたま市では毎年夏に大和田公園、大間木公園、岩槻文化公園の3か所で花火大会が開かれるが、今回はそれらより規模が大きく、尺玉を含む7000発が打ち上げられた。6時半から始まり、終盤には見せ場が集中、さわやかな夜空に、大輪の花が次々に咲いたのだ。
(山田 洋)
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