トップページ ≫ 社会 ≫ 戦後最低の投票率と自民の圧勝の意味するもの
社会
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民主があまりにも悪かった。悪過ぎて表現ができない。
民主は100名もの離党者を出した。マニフェストなるものもほとんど実行できなかった。
なのに選挙戦は終始、不遜の態度を貫いた。“前へ!”と言い続けた。後ろが見たくなかったのか。“前へ!”という資格は全くないのが民主党だ。
“時計の針を後ろに回すな”とも叫んだ。これとて、まるで説得力がなかった。そもそも、この党は政党の体をなしていなかった。
いつもバラバラでみんなが勝手なことを言いたい放題、言いまくった。
しかも政治のプロはほとんどいない。青い政党だ。評論や理屈をこねまわすのは一流?だ。大臣経験者もバタバタと落ちた。これは驚くことではない。大臣を乱造していたツケだ。風格も実力もない人達を誰が大臣として尊敬できるかだ。民主党は解党すべきだ。
民主党はさておき、10個以上の政党の乱立はおかしすぎる。政党には党員がいて、党員の意志が最も尊重されなくてはならないのに、政党の中身は空っぽで、党員がいない政党が堂々と戦うのだから、話にならない。政党の要件が甘すぎるのだ。自民党、公明党、共産党、あたりが、本来の政党といってよいだろう。しかし、自民党も“日本を取り戻そう”なぞと不遜なキャッチを掲げて、人気はさっぱりなのに、他の政党がダメすぎたことと、民主党が内ゲバ選挙を展開して漁夫の利を得た。また小選挙区の矛盾ももろにでた。
比例区で毎回自民党は票を減らしているのに小選挙区では圧勝だ。有権者はもっと中選挙区等で人物をみたいはずだ。小選挙区では小さいエリアの中からイチかバチかで選ばれてくるから仕方なくこつぶになる。選挙区も比例区もと、二股かける選挙の在り方もおかしい。もっと考えるべきだ。
今回の選挙は消去法で自民党しかなかったのだ。自民党はここで本当の力を発揮すべきだ。
世論におもねいてはならない。〝政党ここにあり″を示してこそ民主主義国家といえると思う。