社会
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2020年当初が最後となっていた海外出張。今年夏から再開することができた。新たにサウジアラビアでの仕事が始まり、更には、ラオスそしてベトナムでの仕事も再開した。たったその3国という限られた国への最近の出張経験からではあるが疑問に感じたことがある。
上記の3か国、入国にあたって、感染症に関する措置は、全て撤廃されていた。入国審査にあたってはコロナ禍前と全く同様の手続きのみで、特別なことは何も要求されず、スムーズに入国することができた。驚いたのは、日本に帰国した際の再入国手続き。上記3か国ではなかった検疫手続きが日本では必要であった。しかも携帯電話によるWeb手続きが必須。携帯電話を持っていない人には、携帯電話を貸すという。パスポートの登録に始まり、ワクチン接種情報など、必要データ等の携帯電話への入力に20分以上もかかってしまった。
高齢化社会が進む日本で、効率性だけが優先され、そこに生きる人や暮らしにやさしい日本はどこへ行ったのか。そこまでしていても第八波が始まっている日本。コロナ対策もそうだが、ほんとに日本の今の様々な選択は間違っていないのだろうか。大いに疑問に思う。
水上清悟