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コラム …男の珈琲タイム
八千草さんの逝去はことのほか身に染みてうら悲しかった。八千草さんの醸し出していたオーラは何と例えたらよいのだろう。「色気」とは少し違って、女特有のやさしさとせつなさと言っていいのか。とにかく怖くなるような深い優しさが全身から品よく溢れていたのだ。あのやさしさと美しさはもうこの地上にはない。
それにしても地上は腐り始めた政治の姿しかない。一週間で二人の大臣が辞めるなんて異常な事態だが、任命責任は私にあると言って首相は何ら反省の色も見せていない。一方ではN国とかいって常識では考えられない政党が出てきてマスコミもかなりのウエイトをもって露出させている。まっとうな政治の色香はどこへ行ってしまったのか。野党も全く建設的でない。昔のお友達が凝りもせず旧交を温め合って騒いでいる。日本の政治。与党も野党も八千草さんの品格を取り戻せ。
「八千草も消えてしまって秋の雨」 修太
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