コラム …男の珈琲タイム
政治に限らず社会がおかしくなっている。老いた夫婦の殺人事件。そしてママ活なる不思議な風俗的現象等。教育のあり方に大きな問題があると思う。これだけの高度情報化時代。この情報の毒に打ち勝つためには強い精神の筋肉をつける以外ないのではないか。それは道徳教育というようり、人間の規範をしっかりと植え付ける人間教育に他ならない。明治の時代は列強に負けない知の教育が必要だった。その一方では国家をまとめていくための国家主義の教育も必要だった。しかし、教育は極端に走ると、広角レンズをもった人間創りを置き去りにしてしまうのだ。幕末の薩摩の教育には見習うべきものがある。「郷中」。目的は肉体も精神も頑丈で長幼の序をわきまえ「さわやかさ」をもった人間創りだったという。現代求められるものは人間第一、ヒューマニティに富んだ人間像だと信じている。この基礎なくして受験教育第一に走れば、どんな社会が出来あがっていくのか。背筋がさむくなる思いだ。
鹿島修太
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