社会
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双極性障害という言葉を聞いたのは初めてだった。マライアキャリーが自らの病気を告白したことによって世間に知られるようになった。山口達也氏もそうではないかと言われている。名前の通り二つの極があると言う意味で、躁状態とうつ状態という正反対の状態を繰り返す心の病。今までは躁うつ病と呼ばれていた。自分が双極性障害だと気づかず、気づいてからもなかなか受け入れることができず、苦しむことが多い。
先日、友人と食事をした。一年前に会ったときから体重が14kg減り、別人のように変わっていた。もともとふっくらしていので、今がふつうになってきれいに変身していた。彼女とはもう20年来の友人。自分が双極性障害だと告白され、驚きを隠せなかった。彼女の場合、躁状態とうつ状態が大きな波のように押し寄せてきて、自分では全く感情をコントロールできなくなってしまうという。太ってしまったことも食べることを我慢することができず、過食性になってしまったのだ。うつ状態になると自殺行為を繰り返し、自分を痛めつけた。訳もわからず多額の買い物をしてしまったこともあった。十年前くらいから悩み、医者から双極性障害だと診断されたことで楽になったという。
「頑張って」という何でもない言葉が重く感じてしまったり、だからと言って何も期待されないことも寂しい。普段通りに優しく温かく接し、あまり干渉しすぎないがいい。最近では薬物療法などによって症状が軽減されている。心の病。一番の治療法は周りのひとの優しい心、協力なのだ。
馬淵凛子
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