社会
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本誌の連載でおなじみの外交評論家 加瀬英明先生が80歳を迎えられ、12月12日(月)にホテルオークラ東京にて、東京国際大学総長 倉田信靖氏をはじめとする多くの発起人により、誕生を祝う会が開催された。
男の珈琲タイム「4回目の成人式を迎えた加瀬先生」を読むと、加瀬先生の偉大さ、寛容さといった人間性の広さを窺い知ることができる。連載している論集からもびしびしと伝わってくる。加瀬先生の人間性に魅了され、80歳を心から祝いたい、そんな気持ちが伝わってくる和やかで温かな雰囲気のパーティーだった。
加瀬先生と30年来親交のある弊社会長の厚意により、挨拶する機会を得た。背筋がしゃんと伸び、80歳とは思えぬ立ち姿。温かくにこやかな笑顔で「あなたも私と同じ物書きですね」とうれしい言葉を掛けていただいた。
ホテルオークラ東京は、「汐見坂」を上りきった高台にある。幕末には川越藩邸があった場所。汐見坂付近は工事現場となっていて、辺りは暗く寂しげだった。昔はどんな往来があり、人々はこの坂から見渡せる海にどんな思いを抱いていたのだろうと想像しながら上ると、緑と赤のライトで飾られた大きなクリスマスツリーが出迎えてくれて、温かな気持ちになった。
日本のことにも海外のことにも精通していて、日本をとても愛する加瀬先生からの粋な計らいだったのではと思えてならず、出会いと縁の不思議さを感じる印象に残る日となった。
岡 アヤコ