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コラム …男の珈琲タイム
松山善三さんが91歳の生涯を閉じた。映画監督、脚本家として名声をとどろかした「名もなく貧しく美しく」は、人間いかに生きるかの指針にもなった。多くの共感を得た。
松山さんは社会派と呼んでふさわしい脚本家でもあった。「人間の証明」はその証明にもなった。
数々の名作品を残したと同時に、これまた名女優高峰秀子との結婚は社会から称えられた。2人はおしどり夫婦としても有名だった。その高峰さんが2010年に亡くなった時、松山さんの落胆は想像以上のものだったろう。
その松山さんは有名だったことに加えて、人がよかったために飯能市のゴルフ場開発にも利用された。利用したのは確かに松山さんとは親交があったが、映画人であると同時に失礼ながら虚業家に近かった。御多分にもれず、大借金も残し、そのゴルフ場はつぶれた。おそらく、松山さんもかなりの損害をこうむった筈だ。飯能に松山さんが来るたびに心ある人達は気の毒がっていた。
「名もなく貧しく美しく」とは真逆の人と出会ってしまったことは、いかに人生が皮肉に満ちているかの人生の証明でもあったのだ。
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